企業名 | 株式会社ほくやく・竹山ホールディングス |
---|---|
URL | https://www.hokutake.co.jp/ |
業種 | nan |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 1000.0 |
所在地 | 札幌市中央区北6条西16丁目1番地5 |
企業概要
当社グループは、医薬品卸売事業、医療機器卸売事業、薬局事業、介護事業、ICT事業などを展開する総合ヘルスケア企業グループです。北海道を中心に、地域の健康を支えるための多岐にわたるサービスを提供しています。
各事業の内容と状況
当社グループの事業は以下の通りです。
- 医薬品卸売事業: 医療用医薬品・一般用医薬品の卸売を行っています。2023年4月の薬価改定により厳しい市場環境が続いていますが、新型コロナ治療薬の売上増加により売上全体は前年を上回りました。
- 医療機器卸売事業: 医療機器等の卸売を行っています。新型コロナウイルス感染症の影響が収まり、手術や検査の件数が回復傾向にあります。
- 薬局事業: 調剤薬局を運営しています。新型コロナウイルス感染症の位置づけ変更により処方箋枚数が増加し、売上は計画通りに推移しました。
- 介護事業: 介護用品のレンタル・販売、介護施設の運営を行っています。福祉用具サービス計画の作成提案から納品後のモニタリングまで一貫した顧客重視の方針を取っています。
- ICT事業: コンピュータ・ソフトウェアの開発・販売及び計算業務の受託を行っています。グループ内外からのICT投資案件を堅調に受注しています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 平均臨時雇用者数(人) |
---|---|---|
医薬品卸売事業 | 482 | 689 |
医療機器卸売事業 | 408 | 107 |
薬局事業 | 314 | 119 |
介護事業 | 248 | 190 |
ICT事業 | 76 | 9 |
その他事業 | 73 | 41 |
合計 | 1601 | 1155 |
提出会社の従業員数は58人で、平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は14.7年、平均年間給与は528万7826円です。
関連企業
当社グループは、以下の関連企業で構成されています。
- ㈱ほくやく
- ㈱竹山
- ㈱そえる
- ㈱アドウイック
- ㈱北海道医療情報サービス
- ㈱三興保険サービス
- ㈱テスコ
- ㈱マルベリー
- ㈱モルス
- ㈱クレインファーマシー
- ㈲羽幌調剤センター
- ㈱村井薬局
- ㈲久山薬局
- ㈱ノバメディカル
- ㈱アグロジャパン(持分法適用関連会社)
- ㈱長澤薬局(持分法適用関連会社)
- ㈱リードスペシャリティーズ(持分法適用関連会社)
業績
指標 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 262554 | 275364 | 4.9% |
経常利益(百万円) | 3887 | 3533 | -9.1% |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 2729 | 2175 | -20.3% |
包括利益(百万円) | 2662 | 4051 | 52.2% |
純資産額(百万円) | 57443 | 60684 | 5.6% |
総資産額(百万円) | 137937 | 147300 | 6.8% |
1株当たり純資産額(円) | 2614.23 | 2819.99 | 7.9% |
1株当たり当期純利益(円) | 123.41 | 100.20 | -18.8% |
自己資本比率(%) | 41.64 | 41.19 | -1.1% |
自己資本利益率(%) | 4.83 | 3.69 | -23.6% |
株価収益率(倍) | 5.13 | 8.68 | 69.2% |
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | -828 | 5727 | 791.6% |
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | -1404 | -2039 | 45.2% |
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | -835 | -898 | 7.5% |
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) | 18022 | 20813 | 15.5% |
各指標の増減について
売上高は前年同期比4.9%増加しましたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ9.1%と20.3%減少しました。これは、仕入原価の上昇や新型コロナワクチン物流受託料の減少が影響しています。一方、包括利益は52.2%増加し、純資産額も5.6%増加しました。
今後の見通し
指標 | 2024年3月 | 2025年3月(予測) | 当期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 275364 | 290000 | 5.3% |
経常利益(百万円) | 3533 | 3700 | 4.7% |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 2175 | 2300 | 5.7% |
見通しの増減について
今後の見通しとして、売上高は5.3%増加し、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ4.7%と5.7%増加する見込みです。これは、医薬品卸売事業や医療機器卸売事業の回復が期待されるためです。
まとめ
当社グループは、医薬品卸売事業、医療機器卸売事業、薬局事業、介護事業、ICT事業など多岐にわたる事業を展開しており、地域の健康を支える総合ヘルスケア企業グループです。2023年度の業績は売上高が増加したものの、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減少しました。しかし、今後の見通しは明るく、各事業の回復が期待されます。アナリストとしての視点から見ると、当社グループは堅実な経営を続けており、今後の成長が期待できる企業と言えるでしょう。
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