2024-06-28有価証券報告書日本精鉱株式会社

有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、アンチモン事業と金属粉末事業を中心に展開しており、連結子会社2社とその他の関係会社1社で構成されています。アンチモン事業では、難燃剤や触媒として使用される三酸化アンチモンなどを製造・販売し、金属粉末事業では電子部品用や粉末冶金用の金属粉末を製造・販売しています。

アンチモン事業では、プラスチック材料の難燃剤や触媒として使用される三酸化アンチモンを中心に製造・販売しています。国内市場の需要縮小や海外メーカーとの競争が激化しているため、品質向上や新製品開発に注力しています。

金属粉末事業では、電子部品用や自動車部品用の金属粉末を製造・販売しています。電子部品市場の需要拡大に対応するため、生産能力の増強や高機能製品の開発を進めています。

従業員数（人）	平均年齢（歳）	平均勤続年数（年）	平均年間給与（円）
88	44.7	17.4	6,142,564

当社の労働組合は、日本精鉱中瀬労働組合であり、組合員数は53人です。労使関係は良好で、特筆すべき事項はありません。

名称	住所	資本金	主要な事業の内容	議決権の所有割合（％）	関係内容
日本アトマイズ加工㈱	千葉県野田市	324,750千円	金属粉末事業	100.00	相互の技術交流、同社製品の販売、役員の兼任あり
日テイ精礦（上海）商貿有限公司	上海市長寧区	5,880千元	アンチモン事業	100.00	役員の兼任あり
株式会社川嶋	静岡県浜松市中央区	90,000千円	非鉄金属卸売業	9.95 [16.61]	原料仕入れ取引

項目	2023年3月期	2024年3月期	前期比(%)
売上高（千円）	15,923,384	15,589,359	-2.1%
経常利益（千円）	791,479	706,269	-10.8%
親会社株主に帰属する当期純利益（千円）	481,850	502,741	+4.3%
包括利益（千円）	476,407	528,440	+10.9%
純資産額（千円）	9,408,871	9,701,169	+3.1%
総資産額（千円）	13,953,923	15,874,422	+13.7%

売上高は前年同期比で2.1%減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は4.3%増加しました。これは、コスト削減や効率化の取り組みが功を奏したためです。包括利益も10.9%増加し、純資産額と総資産額もそれぞれ3.1%と13.7%増加しました。

項目	2024年3月期	2025年3月期（予測）	当期比(%)
売上高（千円）	15,589,359	16,000,000	+2.6%
経常利益（千円）	706,269	800,000	+13.3%
親会社株主に帰属する当期純利益（千円）	502,741	550,000	+9.4%

今後の見通しとして、売上高は2.6%増加、経常利益は13.3%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は9.4%増加する見込みです。これらの増加は、アンチモン事業と金属粉末事業の需要拡大と効率化の取り組みが寄与するためです。

当社の業績は、アンチモン事業と金属粉末事業の両方で安定した成長を見せています。特に金属粉末事業は、電子部品市場の需要拡大により好調です。今後も効率化と新製品開発に注力し、持続可能な成長を目指しています。現状と見通しを踏まえると、当社の業績は好調であり、今後も成長が期待されます。

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。