企業名 | 日本精線株式会社 |
---|---|
URL | https://www.n-seisen.co.jp/ |
業種 | 鉄鋼 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 5000.0 |
所在地 | 大阪市中央区高麗橋四丁目1番1号 |
企業概要
当社グループは、ステンレス鋼線および金属繊維(ナスロン)の製造販売を主な事業としています。親会社および子会社5社で構成され、国内外で事業を展開しています。
各事業の内容と状況
当社グループは主に以下の2つの事業部門で構成されています。
- 伸線加工事業: ステンレス鋼線の製造販売を行い、主にばねやねじ、金網などに加工されます。
- 金属繊維事業: 金属繊維(ナスロン)の製造販売を行い、フィルターやスクリーン印刷用途に使用されます。
2023年度は、太陽光発電パネルの製造プロセスで使用される極細線の需要が強く、売上高は447億27百万円となりましたが、ステンレス鋼線の販売量減少により減益となりました。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 平均臨時雇用者数(人) |
---|---|---|
日本 | 611 | 206 |
タイ | 196 | 3 |
中国・韓国 | 63 | 6 |
合計 | 870 | 215 |
平均年齢は42歳、平均年間給与は6,949,251円です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- 大同特殊鋼株式会社: 特殊鋼鋼材等の製造・販売を行い、当社の原材料の主要供給元です。
- THAI SEISEN CO., LTD.: タイでステンレス鋼線の製造販売を行っています。
- 耐素龍精密濾機(常熟)有限公司: 中国で金属繊維の製造販売を行っています。
業績
指標 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 49055 | 44727 | -8.8 |
経常利益(百万円) | 4317 | 3699 | -14.3 |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 3086 | 2592 | -16.0 |
各指標の増減について
売上高は前期比8.8%減少し、経常利益は14.3%減少しました。これは、ステンレス鋼線の販売量減少と半導体関連業界向け超精密ガスフィルターの受注減少が主な要因です。
今後の見通し
指標 | 2024年3月期 | 2025年3月期予測 | 当期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 44727 | 46000 | +2.8 |
経常利益(百万円) | 3699 | 3800 | +2.7 |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 2592 | 2700 | +4.2 |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、太陽光発電パネルの製造プロセスで使用される極細線の需要が引き続き強く、売上高と経常利益の増加が見込まれます。また、半導体関連業界向け超精密ガスフィルターの需要回復も期待されています。
まとめ
当社グループは、ステンレス鋼線および金属繊維(ナスロン)の製造販売を主な事業とし、国内外で事業を展開しています。2023年度は売上高が減少しましたが、極細線の需要が引き続き強く、今後の業績回復が期待されます。アナリストとしての視点からは、現状はやや不調ですが、今後の見通しは好調と評価できます。
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