| 企業名 | 富士フイルムホールディングス株式会社 |
|---|---|
| URL | https://holdings.fujifilm.com/ja |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 40363.0 |
| 所在地 | 港区西麻布２丁目２６番３０号 |
企業概要
この企業は、創立90周年を迎えた大手企業で、ヘルスケア、マテリアルズ、ビジネスイノベーション、イメージングの4つの主要事業を展開しています。グループパーパスとして「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を掲げ、社会課題の解決に取り組んでいます。
各事業の内容と状況
企業は以下の4つの主要事業を展開しています。
- ヘルスケア: メディカルシステム機材、バイオ医薬品製造開発受託、医薬品、化粧品・サプリメントなど。
- マテリアルズ: 電子材料、ディスプレイ材料、産業機材、ファインケミカル、グラフィックコミュニケーションシステム機材など。
- ビジネスイノベーション: デジタル複合機、ソリューション・サービスなど。
- イメージング: インスタントフォトシステム、カラーフィルム、デジタルカメラ、光学デバイスなど。
各事業の現状と見通しは以下の通りです。
- ヘルスケア: メディカルシステム事業やバイオCDMO事業が成長しており、売上高は前年同期比5.0%増加しました。
- マテリアルズ: 電子材料事業が堅調で、売上高は前年同期比1.2%増加しましたが、営業利益は減少しました。
- ビジネスイノベーション: 欧米向け輸出が減少したものの、DX関連ソリューションの販売が増加し、営業利益は前年同期比1.8%増加しました。
- イメージング: インスタントフォトシステムやデジタルカメラの販売が好調で、売上高は前年同期比14.5%増加しました。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(名) | 平均臨時雇用人員(名) |
|---|---|---|
| ヘルスケア | 20,743 | 2,234 |
| マテリアルズ | 13,778 | 1,398 |
| ビジネスイノベーション | 27,668 | 4,321 |
| イメージング | 6,208 | 916 |
| 全社(共通) | 3,857 | 567 |
| 合計 | 72,254 | 9,436 |
提出会社の従業員数は821名で、平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は19.3年、平均年間給与は10,742,168円です。
関連企業
企業は多くの関連企業を持ち、主要な関連企業は以下の通りです。
- 富士フイルム株式会社
- 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
- 富士フイルムヘルスケア株式会社
- 富士フイルム和光純薬株式会社
業績
| 指標 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 2,859,041 | 2,960,916 | 3.6% |
| 税金等調整前当期純利益 (百万円) | 282,224 | 317,288 | 12.4% |
| 当社株主帰属当期純利益 (百万円) | 219,422 | 243,509 | 11.0% |
| 株主資本 (百万円) | 2,763,145 | 3,169,247 | 14.7% |
| 総資産額 (百万円) | 4,134,311 | 4,783,460 | 15.7% |
各指標の増減について
売上高は前年同期比3.6%増加し、税金等調整前当期純利益は12.4%増加しました。これは主にヘルスケア部門とイメージング部門の成長によるものです。株主資本も14.7%増加し、総資産額は15.7%増加しました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2025年3月 (予想) | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 2,960,916 | 3,100,000 | 4.7% |
| 営業利益 (百万円) | 276,725 | 300,000 | 8.4% |
| 税金等調整前当期純利益 (百万円) | 317,288 | 310,000 | -2.3% |
| 当社株主帰属当期純利益 (百万円) | 243,509 | 240,000 | -1.4% |
見通しの増減について
2025年度の売上高は4.7%増加する見込みですが、税金等調整前当期純利益と当社株主帰属当期純利益はそれぞれ2.3%と1.4%減少する見込みです。これは、投資活動や新規事業の立ち上げに伴うコスト増加が影響しています。
まとめ
この企業は、ヘルスケア部門とイメージング部門の成長が顕著であり、全体的な業績も好調です。今後も新規事業や投資活動を通じて成長を続ける見込みですが、一部の指標では減少が予想されています。総じて、企業の現状と見通しは好調と評価できます。
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