| 企業名 | 那須電機鉄工株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nasudenki.co.jp/ |
| 業種 | 金属製品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 600.0 |
| 所在地 | 新宿区新宿二丁目１番１２号 |
企業概要
当社グループは、電力・通信インフラ事業および交通インフラ事業を中心に展開しています。電力・通信インフラ事業では、鉄塔や鋼管柱、情報通信材料の製作・販売および通信鉄塔設備工事を行っています。交通インフラ事業では、交通システム材料の製作・販売、道路設備工事、地中線設備工事および溶融亜鉛めっき賃加工を行っています。
各事業の内容と状況
電力・通信インフラ事業では、配電設備関係の材料費高騰や受注競争の激化により売上高は減少しましたが、送電設備関係では大型幹線鉄塔や鉄塔建替工事の受注により安定した生産を確保しました。通信インフラ事業では通信鉄塔延命化工事の受注が増加しましたが、新設の通信アンテナ基地局向け件名の大幅な減少により厳しい状況となりました。
交通インフラ事業では、高速道路の設備改修に伴うガントリーなど鋼構造物の受注に加え、その他工事関係の大型案件の積極的な受注に努めた結果、工事部門の稼働率が大幅に向上しました。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(名) | 臨時従業員数(名) |
|---|---|---|
| 電力・通信インフラ事業 | 365 | 23 |
| 交通インフラ事業 | 93 | 6 |
| 全社(共通) | 32 | 1 |
| 合計 | 490 | 30 |
従業員の平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は16.3年、平均年間給与は5199千円です。
関連企業
当社グループには、連結子会社として那須電材産業㈱、那須電機商事㈱、東北那須電機㈱などがあります。これらの企業は電力・通信インフラ事業および交通インフラ事業において当社製品の販売や役員の兼任などの関係があります。
業績
| 指標 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 21,680,826 | 21,588,037 | 22,957,849 | 22,056,430 | 23,334,709 | 5.8 |
| 経常利益 (千円) | 2,012,981 | 1,738,597 | 2,951,768 | 2,495,246 | 2,767,921 | 10.9 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 5,288,098 | 1,069,940 | 2,574,456 | 1,856,247 | 1,850,710 | -0.3 |
| 包括利益 (千円) | 5,149,376 | 1,392,622 | 2,464,686 | 1,985,038 | 2,806,649 | 41.3 |
| 純資産額 (千円) | 19,551,266 | 20,584,204 | 22,970,035 | 24,714,993 | 27,281,872 | 10.4 |
| 総資産額 (千円) | 38,267,655 | 38,551,289 | 40,427,149 | 40,775,609 | 44,234,424 | 8.5 |
各指標の増減について
売上高は前期比5.8%増加し、233億34百万円となりました。これは主に交通インフラ事業における大型案件の受注が増加したためです。経常利益は前期比10.9%増加し、27億67百万円となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比0.3%減少し、18億50百万円となりました。これは一部の事業におけるコスト増加が影響しています。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2025年3月予測 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 23,334,709 | 24,000,000 | 2.8 |
| 経常利益 (千円) | 2,767,921 | 2,900,000 | 4.8 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 1,850,710 | 2,000,000 | 8.1 |
見通しの増減について
今後の見通しとして、売上高は24,000,000千円、経常利益は2,900,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,000,000千円を予測しています。これは、交通インフラ事業における大型案件の継続的な受注と、電力・通信インフラ事業における新規案件の増加が見込まれるためです。
まとめ
当社グループの業績は、電力・通信インフラ事業および交通インフラ事業の両方で安定した成長を見せています。特に交通インフラ事業における大型案件の受注が業績を押し上げています。今後も新規案件の増加が見込まれ、業績は好調に推移する見通しです。アナリストとしては、当社の現状と見通しを踏まえ、今後も安定した成長が期待できると評価します。
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