2024-06-27有価証券報告書 田辺工業株式会社

企業名 田辺工業株式会社
URL https://www.tanabe-ind.co.jp/
業種 建設業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 885.0
所在地 上越市大字福田20番地







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(田辺工業株式会社)及び連結子会社5社により構成されております。当社グループは、日本国内において設備工事事業(産業プラント設備工事、設備保全工事、電気計装工事、メカトロニクス、送電工事、管工事)を主体とした事業と、その他(鋳造用工業炉の製造・販売)の事業を営んでおります。また、海外においては中国、シンガポール、マレーシアを中心に設備工事事業と、タイ国内では表面処理事業及び設備工事事業を営んでおります。

各事業の内容と状況

当社グループは以下の事業を展開しています:

  • 産業プラント設備工事:化学・医薬、その他工業部材等のプラント設備・装置、環境設備の設計・製作・施工を主な事業としています。海外では中国、シンガポール、マレーシア、タイで事業を展開しています。
  • 設備保全工事:化学・食品・医薬品等のプラント設備、発電所機器の設備診断・保全改修を主な事業としています。
  • 電気計装工事:化学・食品・医薬品等のプラント設備、公共・一般建築物の電気計装設備、情報通信設備の設計・施工及び太陽光発電設備の設計・施工・売電を主な事業としています。
  • メカトロニクス:各種省力機器システム、自動化機器の設計・製作・施工を主な事業としています。海外ではタイで事業を展開しています。
  • 送電工事:送電用鉄塔建設、送配電線の新設・張替の施工を主な事業としています。
  • 管工事:公共ガス水道工事、防消火設備、衛生設備の設計・施工を主な事業としています。
  • 表面処理事業:タイ国内で表面処理事業を行っています。
  • 鋳造用工業炉:鋳造用工業炉(アルミ鋳物生産用工業炉)の製造・販売、産業機械の輸入・販売を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
設備工事事業 810 143
表面処理事業 218 92
その他 3 1
全社(共通) 30 2
合計 1061 238

提出会社の従業員数は802人で、平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.6年、平均年間給与は6,532,973円です。

関連企業

当社グループの関連企業は以下の通りです:

  • タナベタイランド社:タイ国プラチンブリ県で設備工事事業と表面処理事業を展開。
  • 田工実業(上海)有限公司:中国上海市で設備工事事業を展開。
  • タナベエンジニアリングシンガポール社:シンガポールで設備工事事業を展開。
  • タナベテクニカルサービスマレーシア社:マレーシアセランゴール州で設備工事事業を展開。
  • タナベエンジニアリングアジア社:タイ国バンコク郡で設備工事事業を展開。

業績

指標 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高(千円) 37,708,621 38,123,091 42,526,149 42,944,179 51,842,358 20.7%
経常利益(千円) 2,685,227 2,742,956 2,898,184 2,785,014 2,726,059 -2.1%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,880,534 1,754,067 1,872,869 1,656,320 1,895,963 14.5%
包括利益(千円) 1,962,069 1,864,808 1,857,242 1,953,015 2,389,051 22.3%
純資産額(千円) 16,272,568 17,816,349 19,367,765 20,967,650 22,633,568 7.9%
総資産額(千円) 30,530,265 33,307,454 35,093,983 37,574,079 46,239,329 23.1%

各指標の増減について

売上高は前期比20.7%増加し、51,842,358千円となりました。これは、半導体関連の大型プラント建設工事やEV材関連設備工事の受注が増加したためです。一方、経常利益は前期比2.1%減少し、2,726,059千円となりました。これは、資材費や労務費の上昇を吸収できなかったためです。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比14.5%増加し、1,895,963千円となりました。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月(予想) 当期比(%)
売上高(千円) 51,842,358 52,000,000 0.3%
営業利益(千円) 2,677,000 3,000,000 12.0%
経常利益(千円) 2,726,059 3,050,000 11.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,895,963 2,000,000 5.5%

見通しの増減について

2025年3月期の売上高は52,000,000千円と予想され、前期比0.3%増となる見込みです。営業利益は3,000,000千円、経常利益は3,050,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,000,000千円と予想されています。これらの増加は、大型EPC案件の受注拡大や設備改修・修繕工事の安定的な受注確保が寄与する見込みです。

まとめ

当社グループの業績は、売上高が大幅に増加し、親会社株主に帰属する当期純利益も増加しましたが、経常利益は減少しました。今後の見通しとしては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてが増加する見込みです。設備工事事業の受注拡大や新規事業の展開が期待されますが、資材費や労務費の上昇には引き続き注意が必要です。総じて、当社グループの現状と見通しは好調であると評価できます。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 ニチアス株式会社
No.2 株式会社 高田工業所
No.3 株式会社テクノフレックス
No.4 株式会社オリエンタルコンサルタンツホールディングス
No.5 高橋カーテンウォール工業株式会社
No.6 株式会社大盛工業
No.7 美樹工業株式会社
No.8 アマテイ株式会社
No.9 株式会社テノックス
No.10 株式会社ヤマト

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。