2024-06-27有価証券報告書 株式会社ワコム

企業名 株式会社ワコム
URL https://www.wacom.com/ja-jp/home.aspx
業種 電気機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 4203.0
所在地 加須市豊野台二丁目510番地1







有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、ブランド製品事業およびテクノロジーソリューション事業を中心に、製品の開発・製造・販売を行っています。主要製品には、ディスプレイ、ペンタブレット、デジタルペン技術などがあり、これらはクリエイティブ、教育、医療、公共、デジタルサイン分野で広く利用されています。

各事業の内容と状況

当社の事業は大きく分けて「ブランド製品事業」と「テクノロジーソリューション事業」の2つに分類されます。

  • ブランド製品事業: ディスプレイやペンタブレットを中心に、クリエイティブソリューションおよびビジネスソリューションを提供しています。特に、プロクリエイター向けの製品が多く、映画やアニメの制作、写真編集、工業デザインなどで利用されています。
  • テクノロジーソリューション事業: デジタルペン技術を搭載した製品を提供しており、タブレットPCや電子書籍、携帯端末などに組み込まれています。特に、アクティブES(Active Electrostatic)やEMR(Electro Magnetic Resonance)技術が特徴です。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
ブランド製品事業 526 68
テクノロジーソリューション事業 359 56
全社(共通) 181 29
合計 1066 153

提出会社の従業員数は422人で、平均年齢は45.3歳、平均勤続年数は11.3年、平均年間給与は9048千円です。

関連企業

当社グループには、以下の主要な関連企業があります。

  • ワコムヨーロッパ (Wacom Europe GmbH)
  • ワコムテクノロジー (Wacom Technology Corporation)
  • ワコムチャイナ (Wacom China Corporation)
  • ワコムコリア (Wacom Korea Co.,Ltd.)
  • ワコムオーストラリア (Wacom Australia Pty. Ltd.)
  • ワコムホンコン (Wacom Hong Kong Limited)
  • ワコムシンガポール (Wacom Singapore Pte. Ltd.)
  • ワコムタイワンインフォメーション (Wacom Taiwan Information Co.,Ltd.)
  • ワコムインディア (Wacom India Private Limited)
  • ワコムベトナムサイエンスアンドテクノロジー (Wacom Vietnam Science and Technology Limited Liability Company)

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高(千円) 112,729,503 118,794,737 5.4
経常利益(千円) 2,867,878 9,852,727 243.6
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,792,138 4,561,615 154.5
包括利益(千円) 2,136,121 6,072,708 184.3
純資産額(千円) 40,489,664 35,968,223 -11.2
総資産額(千円) 75,278,772 79,619,657 5.8

各指標の増減について

売上高は前年同期比で5.4%増加し、118,794,737千円となりました。これは、テクノロジーソリューション事業の売上高が前年同期を上回ったことが主な要因です。経常利益は243.6%増加し、9,852,727千円となりました。これは、営業外収益において為替差益が大幅に増加したことが影響しています。親会社株主に帰属する当期純利益は154.5%増加し、4,561,615千円となりました。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期(予測) 当期比(%)
売上高(千円) 118,794,737 125,000,000 5.2
経常利益(千円) 9,852,727 10,500,000 6.6
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 4,561,615 5,000,000 9.6

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は5.2%増加し、125,000,000千円を見込んでいます。これは、テクノロジーソリューション事業の成長が引き続き期待されるためです。経常利益は6.6%増加し、10,500,000千円を見込んでいます。親会社株主に帰属する当期純利益は9.6%増加し、5,000,000千円を見込んでいます。

まとめ

当社グループの業績は、テクノロジーソリューション事業の成長により好調です。ブランド製品事業においては、ディスプレイ製品やペンタブレット製品の売上が減少しましたが、ビジネスソリューションの売上が増加しました。今後も、技術革新や新製品の開発を通じて、さらなる成長が期待されます。全体として、当社の現状と見通しは好調であると評価できます。


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