2024-06-27有価証券報告書 株式会社ステムセル研究所

企業名 株式会社ステムセル研究所
URL https://www.stemcell.co.jp/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 704.0
所在地 港区虎ノ門一丁目21番19号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社は、再生医療・細胞治療を目的とした「さい帯血」や「さい帯」等の周産期組織由来の細胞バンク事業を展開しています。これらの細胞を利用した新たな治療法や再生医療製品の開発も行っており、再生医療・不妊治療・出産・子育て等の領域での事業開発及び投資も行っています。

各事業の内容と状況

当社の主要事業は「細胞バンク事業」です。以下にその詳細を説明します。

さい帯血バンクについて

「さい帯血」は、へその緒や胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液です。これを保管する「さい帯血バンク」には「公的さい帯血バンク」と「民間さい帯血バンク」があります。公的さい帯血バンクは無償で提供され、第三者のために保管されます。一方、民間さい帯血バンクは有償で保管され、本人や家族が将来の治療に使用することを想定しています。

細胞バンク事業について

当社は、妊婦と「さい帯血分離保管委託契約」を締結し、さい帯血を回収・処理・保管しています。さい帯血には造血幹細胞や間葉系細胞が含まれており、これらは再生医療において重要な役割を果たします。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
98 38.1 5.3 5281

当社には労働組合はありませんが、労使関係は良好です。

関連企業

当社の親会社は株式会社日本トリムであり、同社の100%子会社である株式会社トリムメディカルホールディングスが当社の議決権の72.1%を保有しています。

業績

項目 当期 前期比(%)
売上高(千円) 2,481,193 18.6
営業利益(千円) 413,759 39.1
経常利益(千円) 417,271 38.9
当期純利益(千円) 310,981 57.0

各指標の増減について

売上高は、コロナ禍中に制限されていたリアル・マーケティングが回復し、オンライン広告やSNSとの相乗効果が上がったことが要因です。営業利益と経常利益の増加は、売上高の増加とともに、販売費及び一般管理費の増加が抑えられたためです。当期純利益の増加は、特別利益の計上と法人税等の減少によるものです。

今後の見通し

項目 来期予測 当期比(%)
売上高(千円) 2,700,000 8.8
営業利益(千円) 450,000 8.8
経常利益(千円) 455,000 9.0
当期純利益(千円) 340,000 9.3

見通しの増減について

来期の売上高、営業利益、経常利益、当期純利益は、引き続きリアル・マーケティングとデジタル・マーケティングの相乗効果を期待しています。また、新たなサービスの提供や研究開発の進展により、さらなる成長を見込んでいます。

まとめ

当社は、再生医療・細胞治療を目的とした細胞バンク事業を中心に、堅調な業績を上げています。今後もリアル・マーケティングとデジタル・マーケティングの相乗効果を活かし、新たなサービスの提供や研究開発の進展により、さらなる成長が期待されます。現状と見通しを踏まえると、当社の業績は好調であり、今後も安定した成長が見込まれます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。