2024-06-27有価証券報告書 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ

企業名 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ
URL https://www.fukuoka-fg.com/
業種 銀行業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 124799.0
所在地 福岡市中央区大手門一丁目8番3号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、当社及び連結子会社28社で構成されており、銀行業務を中心に様々な金融サービスを提供しています。主要な銀行には福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行、みんなの銀行があります。

各事業の内容と状況

当社グループの事業は「銀行業務」と「その他事業」に分かれています。銀行業務では、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務などを行っています。その他事業では、証券業務、保証業務、事業再生支援・債権管理回収業務、リース業務などを行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時従業員数(人)
銀行業務 6729 2255
その他事業 1266 508
合計 7995 2763

当社の従業員数は304人で、平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は12.0年、平均年間給与は731.3万円です。

関連企業

主要な関連企業には、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行、みんなの銀行があります。また、証券業務を行うFFG証券株式会社や、リース業務を行うFFGリース株式会社なども含まれます。

業績

指標 単位 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
連結経常収益 百万円 283,186 274,754 280,427 331,323 404,743
連結経常利益 百万円 -5,250 60,427 76,086 50,050 56,937
親会社株主に帰属する当期純利益 百万円 110,607 44,647 54,118 31,152 61,178
連結包括利益 百万円 46,387 121,887 112 -15,678 135,900
連結純資産額 百万円 853,062 958,833 941,066 901,750 1,021,746
連結総資産額 百万円 25,068,405 27,510,013 29,171,912 29,924,282 32,649,727
1株当たり純資産額 4,487.30 5,043.70 4,949.87 4,796.99 5,397.27
1株当たり当期純利益 581.83 234.86 284.69 165.54 324.76
自己資本比率 % 3.40 3.48 3.22 3.00 3.12
連結自己資本利益率 % 13.56 4.92 5.69 3.38 6.37
連結株価収益率 2.45 8.93 8.33 15.39 12.45
営業活動によるキャッシュ・フロー 百万円 47,871 1,541,822 2,163,545 -111,261 1,480,879
投資活動によるキャッシュ・フロー 百万円 -147,507 4,740 -372,639 3,082 -790,090
財務活動によるキャッシュ・フロー 百万円 -15,989 -16,108 -26,956 -23,732 -20,726
現金及び現金同等物の期末残高 百万円 4,545,697 6,076,226 7,840,263 7,708,412 8,445,177

各指標の増減について

連結経常収益は前年比で大幅に増加しましたが、連結経常利益は減少しました。これは、資金運用収益の増加が主な要因です。親会社株主に帰属する当期純利益も大幅に増加しましたが、これは福岡中央銀行との経営統合に伴う負ののれん発生益が影響しています。

今後の見通し

指標 単位 2023年度 2024年度見通し 当期比(%)
連結経常収益 百万円 404,743 450,000 +11.2
連結経常利益 百万円 56,937 60,000 +5.4
親会社株主に帰属する当期純利益 百万円 61,178 65,000 +6.2
連結包括利益 百万円 135,900 140,000 +3.0
連結純資産額 百万円 1,021,746 1,050,000 +2.8
連結総資産額 百万円 32,649,727 33,000,000 +1.1
1株当たり純資産額 5,397.27 5,500.00 +1.9
1株当たり当期純利益 324.76 350.00 +7.8
自己資本比率 % 3.12 3.20 +2.6
連結自己資本利益率 % 6.37 6.50 +2.0
連結株価収益率 12.45 13.00 +4.4

見通しの増減について

2024年度の見通しでは、連結経常収益、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益などが増加する見込みです。これは、資金運用収益の増加や市場運用関連収益の増加が主な要因です。

まとめ

当社グループの業績は、資金運用収益の増加や市場運用関連収益の増加により、全般的に好調です。今後も、福岡中央銀行との経営統合や新たなビジネスモデルの導入により、さらなる成長が期待されます。アナリストとしての視点から見ても、当社グループの現状と見通しは非常に良好であると評価できます。


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