| 企業名 | 日産化学株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nissanchem.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 18942.0 |
| 所在地 | 中央区日本橋二丁目５番１号 |
企業概要
当社グループは、連結財務諸表提出会社および子会社34社、関連会社10社により構成されており、化学品事業、機能性材料事業、農業化学品事業、ヘルスケア事業、卸売事業、その他の事業を展開しています。
各事業の内容と状況
当社グループの事業は以下の通りです。
- 化学品事業: 基礎化学品（メラミン、硫酸、硝酸、アンモニア等）やファインケミカル（特殊エポキシ、難燃剤、殺菌消毒剤等）を扱っています。
- 機能性材料事業: ディスプレイ材料（液晶表示用材料ポリイミド等）、半導体材料（反射防止コーティング材等）、無機コロイド（電子材料用研磨剤等）を提供しています。
- 農業化学品事業: 農薬（除草剤、殺虫剤、殺菌剤等）や動物用医薬品原薬を製造・販売しています。
- ヘルスケア事業: 高コレステロール血症治療薬原薬や課題解決型受託事業を展開しています。
- 卸売事業: 化学品の卸売等を行っています。
- その他の事業: 肥料、造園緑化、運送、プラントエンジニアリング等を手掛けています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
|---|---|
| 化学品事業 | 380 |
| 機能性材料事業 | 888 |
| 農業化学品事業 | 710 |
| ヘルスケア事業 | 105 |
| 卸売事業 | 203 |
| その他の事業 | 482 |
| 全社(共通) | 369 |
| 合計 | 3137 |
提出会社の従業員数は2011人で、平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は15.7年、平均年間給与は8,439,283円です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- 日星産業㈱: 化学品の卸売等を行っています。
- 日産物流㈱: 当社製品および原料等の輸送、保管を行っています。
- 日産緑化㈱: 当社農薬の販売を行っています。
- 日産エンジニアリング㈱: 当社製造プラントの設計施工を行っています。
- NC東京ベイ㈱: 当社製品の製造を行っています。
- Nissan Chemical America Corporation: 当社製品等の販売および開発を行っています。
- Nissan Chemical Europe S.A.S.: 当社農薬の販売およびマーケティングを行っています。
- NCK Co., Ltd.: 当社製品等の販売および開発を行っています。
- Nissan Bharat Rasayan Pvt., Ltd.: 当社製品の製造を行っています。
業績
| 指標 | 2023年3月期（実績） | 2024年3月期（実績） | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 228,065 | 226,705 | -0.6% |
| 営業利益 | 52,283 | 48,201 | -7.8% |
| 経常利益 | 55,793 | 51,629 | -7.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 41,087 | 38,033 | -7.4% |
各指標の増減について
売上高は前期比で0.6%減少しました。これは、化学品セグメントやヘルスケアセグメントの減収が影響しています。営業利益と経常利益もそれぞれ7.8%と7.5%減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益も7.4%減少しました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月期（実績） | 2025年3月期（見通し） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 226,705 | 230,000 | +1.5% |
| 営業利益 | 48,201 | 50,000 | +3.7% |
| 経常利益 | 51,629 | 53,000 | +2.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 38,033 | 40,000 | +5.2% |
見通しの増減について
2025年3月期の見通しでは、売上高は1.5%増加し、230,000百万円を見込んでいます。営業利益は3.7%増加し、50,000百万円、経常利益は2.7%増加し、53,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5.2%増加し、40,000百万円を見込んでいます。
まとめ
当社グループの業績は、2024年3月期において減収減益となりましたが、2025年3月期には増収増益を見込んでいます。化学品セグメントやヘルスケアセグメントの減収が影響しましたが、機能性材料セグメントや農業化学品セグメントの成長が期待されます。全体として、今後の見通しは好調であり、持続的な成長が期待されます。
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