| 企業名 | 日清オイリオグループ株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nisshin-oillio.com/ |
| 業種 | 食料品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 16332.0 |
| 所在地 | 中央区新川一丁目２３番１号 |
企業概要
当社グループは、当社、子会社25社、関連会社10社およびその他の関係会社１社で構成され、油脂事業、加工食品・素材事業、ファインケミカル事業を主な事業とし、さらに食品の販売促進および人材の派遣、情報システムの開発保守、スポーツ施設の経営、損害保険代理、不動産賃貸等の事業活動を展開しています。
各事業の内容と状況
油脂事業
油脂事業は、油脂製品および油粕製品の製造販売を行っており、国内外での販売を展開しています。主要な子会社には日清商事㈱、㈱日清商会、セッツ㈱、上海日清油脂有限公司などがあります。生産面では製油パートナーズジャパン㈱が搾油受託を行っています。
加工食品・素材事業
加工食品・素材事業では、MCT関連食品、醸造用ミール、高齢者・介護関連食品、ドレッシング・マヨネーズ類などの製造販売を行っています。主要な子会社には大東カカオ㈱、T.&C. Manufacturing Co.,Pte.Ltd.、PT Indoagri Daitocacaoなどがあります。
ファインケミカル事業
ファインケミカル事業では、化粧品原料、化学品等の製造販売を行っており、主要な子会社にはIndustrial Quimica Lasem,S.A.U.、日清奥利友（上海）国際貿易有限公司、セッツ㈱などがあります。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(名) | 臨時従業員数(名) |
|---|---|---|
| 油脂事業 | 1936 | 197 |
| 加工食品・素材事業 | 450 | 41 |
| ファインケミカル事業 | 316 | 28 |
| その他 | 231 | 43 |
| 全社 | 145 | 25 |
| 合計 | 3078 | 334 |
平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は18.0年、平均年間給与は8,010,693円です。
関連企業
主要な関連企業には、セッツ㈱、日清商事㈱、日清物流㈱、㈱ＮＳＰ、大東カカオ㈱、㈱日清商会、㈱マーケティングフォースジャパン、日清ファイナンス㈱、㈱ゴルフジョイ、上海日清油脂有限公司、日清奥利友(中国)投資有限公司、Intercontinental Specialty Fats Sdn. Bhd.、Industrial Quimica Lasem, S.A.U.などがあります。
業績
| 項目 | 前期（百万円） | 当期（百万円） | 増減額（百万円） | 前期比（%） |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 556,565 | 513,541 | △43,023 | 92.3% |
| 営業利益 | 16,186 | 20,840 | +4,653 | 128.8% |
| 経常利益 | 16,242 | 20,033 | +3,791 | 123.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 11,157 | 15,148 | +3,991 | 135.8% |
各指標の増減について
売上高は前期比92.3%と減少しましたが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ128.8%、123.3%、135.8%と増加しました。これは、原材料価格の低下や適正な販売価格の維持、付加価値品の拡販が寄与したためです。
今後の見通し
| 項目 | 当期（百万円） | 次期予想（百万円） | 増減額（百万円） | 当期比（%） |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 513,541 | 530,000 | +16,459 | 103.2% |
| 営業利益 | 20,840 | 22,000 | +1,160 | 105.6% |
| 経常利益 | 20,033 | 21,000 | +967 | 104.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 15,148 | 16,000 | +852 | 105.6% |
見通しの増減について
次期の売上高は前期比103.2%、営業利益は105.6%、経常利益は104.8%、親会社株主に帰属する当期純利益は105.6%と増加が見込まれています。これは、引き続き原材料価格の安定や付加価値品の拡販、効率的な生産体制の維持が期待されるためです。
まとめ
当社グループは、油脂事業、加工食品・素材事業、ファインケミカル事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。前期の業績は売上高が減少したものの、利益面では増加しました。今後も引き続き、原材料価格の安定や付加価値品の拡販、効率的な生産体制の維持により、業績の向上が期待されます。アナリストとしては、現状と見通しを踏まえ、当社の業績は好調であると評価します。
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