2024-06-27有価証券報告書 日本トランスシティ株式会社

企業名 日本トランスシティ株式会社
URL https://www.trancy.co.jp/
業種 倉庫・運輸関連業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 8428.0
所在地 四日市市霞二丁目1番地の1







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、総合物流事業を中心に、倉庫業、港湾運送業、陸上運送業、国際複合輸送業などを展開しています。また、不動産業やゴルフ場経営、自動車整備業などのその他の事業も行っています。子会社44社、関連会社16社と共に、国内外で幅広いサービスを提供しています。

各事業の内容と状況

総合物流事業は、倉庫業、港湾運送業、陸上運送業、国際複合輸送業の4つの主要なセグメントに分かれています。

  • 倉庫業: 主に物品の保管と関連する入出庫、配送、軽易な加工業務を行っています。
  • 港湾運送業: 港湾での貨物の船積み、陸揚げ、荷捌きなどを行い、通関業務も行っています。
  • 陸上運送業: 貨物自動車運送業や鉄道を利用した運送業を展開しています。
  • 国際複合輸送業: 輸出入貨物の一貫輸送を行い、航空貨物運送代理店業務も行っています。

従業員について

セグメント 従業員数(名) 臨時従業員数(名)
倉庫業 822 422
港湾運送業 507 71
陸上運送業 286 51
国際複合輸送業 774 4
その他 91 73
合計 2,492 621

平均年齢: 39.7歳、平均勤続年数: 15.1年、平均年間給与: 7,015,437円

関連企業

主要な関連企業として、四日市ポートサービス株式会社、四日市海運株式会社、朝日海運株式会社、極東冷蔵株式会社などがあります。これらの企業は、総合物流事業の各セグメントで重要な役割を果たしています。

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高(百万円) 134,063 122,555 -8.6%
経常利益(百万円) 8,996 7,352 -18.3%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 6,155 4,633 -24.7%
包括利益(百万円) 7,706 10,651 38.2%
純資産額(百万円) 79,742 89,205 11.8%
総資産額(百万円) 137,166 160,323 16.9%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で8.6%減少しましたが、これは主に国際複合輸送業の取扱量が減少したことによります。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ18.3%、24.7%減少しましたが、これは大型新拠点の稼働に伴う一時費用の増加や販売費及び一般管理費の増加が主な要因です。一方で、包括利益と純資産額、総資産額はそれぞれ38.2%、11.8%、16.9%増加しました。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予想 当期比(%)
売上高(百万円) 122,555 130,000 6.1%
経常利益(百万円) 7,352 8,000 8.8%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 4,633 5,000 7.9%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は6.1%増加し、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ8.8%、7.9%増加する見込みです。これは、特殊化学品の取扱拡大や新規拠点の整備、スマイルケア食の事業拡大などの施策が寄与するためです。

まとめ

当社グループの業績は、総合物流事業の各セグメントでの取扱量の増減に大きく影響を受けています。特に国際複合輸送業の取扱量の減少が全体の売上高に影響を与えました。しかし、今後の見通しは明るく、特殊化学品の取扱拡大や新規拠点の整備などの施策が業績の改善に寄与する見込みです。全体として、現状はやや不調ですが、今後の施策により好調に転じる可能性が高いと評価できます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。