2024-06-27有価証券報告書 日揮ホールディングス株式会社

企業名 日揮ホールディングス株式会社
URL https://www.jgc.com/jp/
業種 建設業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 23733.0
所在地 横浜市西区みなとみらい2丁目3番1号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、総合エンジニアリング事業および機能材製造事業を主たる事業としており、これに加え、機器調達およびコンサルティング等の附帯事業を営んでいます。各事業における当社および主要な関係会社の位置付け等は次のとおりです。

各事業の内容と状況

総合エンジニアリング事業は、石油、石油精製、石油化学、ガス、LNG、一般化学、原子力、金属製錬、バイオ、食品、医薬品、医療、物流、IT、環境保全、公害防止等に関する装置、設備および施設の計画、設計、調達、建設および試運転役務等のEPCビジネスを中心に構成されています。

機能材製造事業は、触媒分野、ナノ粒子技術分野、クリーン・安全分野、電子材料・高性能セラミックス分野、次世代エネルギー分野などの製品群からなる事業で各関係会社にて製造・販売しています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
総合エンジニアリング事業 6904 2254
機能材製造事業 1083 285
その他の事業 444 65
全社(共通) 434 116
合計 8865 2720

従業員数が当連結会計年度において989名増加した主な理由は、総合エンジニアリング事業において新規連結子会社が増加したことなどによるものです。

関連企業

当社グループには、日揮グローバル株式会社、日揮株式会社、青森日揮プランテック株式会社、日揮触媒化成株式会社、日本ファインセラミックス株式会社、JFCマテリアルズ株式会社、日揮ビジネスサービス株式会社、日本エヌ・ユー・エス株式会社などの連結子会社があります。

業績

指標 当期 (百万円) 前期比 (%)
売上高 832595 37.2
経常利益 358 -99.3
親会社株主に帰属する当期純損失 -7830 -125.6
包括利益 -1236 -103.7
純資産額 387885 -2.5
総資産額 792296 11.1

各指標の増減について

売上高は、海外および国内プロジェクトの順調な進捗によって増加しましたが、経常利益はプロジェクトの採算悪化により大幅に減少しました。親会社株主に帰属する当期純損失は、海外プロジェクトの損失引当などが影響しています。

今後の見通し

指標 当期比 (%)
売上高 10.0
経常利益 15.0
親会社株主に帰属する当期純利益 20.0

見通しの増減について

今後の見通しとしては、売上高および経常利益の増加が見込まれています。これは、国内外のプロジェクトの進捗が順調であることや、新規プロジェクトの受注が見込まれているためです。

まとめ

当社グループの業績は、総合エンジニアリング事業および機能材製造事業の進捗により増収となりましたが、プロジェクトの採算悪化により経常利益は大幅に減少しました。今後の見通しとしては、売上高および経常利益の増加が見込まれており、プロジェクトの進捗が順調であることが期待されています。アナリストとしては、現状はやや不調ですが、今後の見通しは好調であると評価します。


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