| 企業名 | ネポン株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nepon.co.jp/ |
| 業種 | 金属製品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 601.0 |
| 所在地 | 渋谷区渋谷１丁目４番２号 |
企業概要
当社グループは、熱機器及び衛生機器等の製造販売を行っており、これらに伴う付帯工事の設計施工やアフターサービス業務も手掛けています。主要な製品には、施設園芸用温風暖房機や業務用温水ボイラ、簡易水洗便器などがあります。
各事業の内容と状況
当社の事業は大きく分けて熱機器事業と衛生機器事業に分かれます。
- 熱機器事業: 施設園芸用温風暖房機やヒートポンプ、業務用温水ボイラなどを製造・販売しています。最近では、IoT技術を活用した農業用ICTクラウドサービス「アグリネット」や「Chabu-Dai」を展開し、スマート農業の普及に努めています。
- 衛生機器事業: 簡易水洗便器や温水洗浄便座などを製造・販売しています。市場の縮小が課題となっていますが、新たな技術開発に取り組んでいます。
従業員について
| 従業員数（名） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|
| 239 | 43.7 | 15.1 | 5505 |
当社の従業員数は239名で、平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は15.1年、平均年間給与は5505千円です。
関連企業
当社の連結子会社には、タイに拠点を持つNEPON(Thailand) Co.,Ltd.があります。この子会社は熱機器製品の仕入・販売を行っています。
業績
| 指標 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 7992764 | 7774331 | -2.7% |
| 経常利益 (千円) | 396526 | 82136 | -79.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 285166 | 64982 | -77.2% |
| 包括利益 (千円) | 289215 | 75445 | -73.9% |
| 純資産額 (千円) | 2609193 | 2627131 | +0.7% |
| 総資産額 (千円) | 7220399 | 6904031 | -4.4% |
各指標の増減について
売上高は前年同期比で2.7%減少しました。これは、通信機能付新型温風暖房機の本格稼働に伴う制御ソフトウェアのバージョンアップに時間を要したためです。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も大幅に減少しましたが、これは円安進行による輸入製品仕入価格の上昇や社内制度・システム改革費用の負担が影響しています。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2025年3月（予測） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 7774331 | 8000000 | +2.9% |
| 経常利益 (千円) | 82136 | 150000 | +82.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 64982 | 120000 | +84.7% |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、売上高は2.9%の増加が見込まれています。これは、新製品の投入や既存製品の改良によるものです。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も大幅な増加が予測されていますが、これはコスト削減や効率化の取り組みが功を奏する見込みです。
まとめ
当社の業績は、通信機能付新型温風暖房機の本格稼働に伴う制御ソフトウェアのバージョンアップに時間を要したことや、円安進行による輸入製品仕入価格の上昇、社内制度・システム改革費用の負担などが影響し、減少しました。しかし、今後の見通しは新製品の投入や既存製品の改良、コスト削減や効率化の取り組みにより、売上高や利益の増加が見込まれています。アナリストとしては、現状はやや不調ですが、今後の見通しは好調と評価できます。
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