| 企業名 | ＦＤＫ株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.fdk.co.jp/ |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 31709.0 |
| 所在地 | 港区港南一丁目６番４１号 |
企業概要
当社グループは、乾電池・充電池およびエレクトロニクス関連の素材・部品とそれらの応用製品の製造および販売を主な事業内容としています。親会社である富士通株式会社は、当社の普通株式の58.82％を保有しており、当社は同社に対し製品を納入しています。
各事業の内容と状況
当社の事業は大きく「電池事業」と「電子事業」に分かれます。
- 電池事業: アルカリ乾電池、ニッケル水素電池、リチウム電池などを製造・販売しています。リチウム電池はセキュリティやスマートメータ用途向けに好調で、ニッケル水素電池は車載用途向けに増加しています。
- 電子事業: スイッチング電源や各種モジュールを製造・販売しています。スイッチング電源は半導体装置用途向けに好調ですが、モビリティやタブレット用途向けのモジュールは減少しています。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 1583 | 45.9 | 21.2 | 5534 |
従業員数は1583名で、平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は21.2年、平均年間給与は5534千円です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- 富士通株式会社（親会社）
- FUCHI ELECTRONICS CO., LTD.（連結子会社）
- 株式会社FDKエンジニアリング（連結子会社）
- FDK SINGAPORE PTE LTD（連結子会社）
- FDK AMERICA, INC.（連結子会社）
業績
| 指標 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 62784 | 62676 | -0.2% |
| 経常利益 (百万円) | 851 | 720 | -15.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 318 | 120 | -62.3% |
| 包括利益 (百万円) | 736 | 2352 | +219.6% |
| 純資産額 (百万円) | 13196 | 15645 | +18.6% |
| 総資産額 (百万円) | 47130 | 51556 | +9.4% |
各指標の増減について
売上高は前期比で0.2%減少しましたが、これは電子事業の各種モジュールの売上減が影響しています。経常利益は15.4%減少し、親会社株主に帰属する当期純利益も62.3%減少しました。一方で、包括利益は219.6%増加し、純資産額も18.6%増加しました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月期 | 2025年3月期予想 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 62676 | 63000 | +0.5% |
| 営業利益 (百万円) | 568 | 1000 | +76.1% |
| 経常利益 (百万円) | 720 | 800 | +11.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 120 | 200 | +66.7% |
見通しの増減について
2025年3月期の売上高は前期比で0.5%増加、営業利益は76.1%増加、経常利益は11.1%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は66.7%増加する見通しです。これは、電池事業のニッケル水素電池やリチウム電池の需要増加が主な要因です。
まとめ
当社の業績は、電池事業の好調に支えられていますが、電子事業の一部製品の売上減が影響しています。今後の見通しとしては、電池事業の成長が期待され、全体的な業績も改善する見込みです。アナリストとしては、現状はやや不調ですが、今後の成長に期待が持てると評価します。
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