2024-06-26有価証券報告書 野村マイクロ・サイエンス株式会社

企業名 野村マイクロ・サイエンス株式会社
URL https://www.nomura-nms.co.jp/
業種 機械
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2236.0
所在地 厚木市岡田二丁目9番10号

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、野村マイクロ・サイエンス株式会社及び連結子会社6社により構成されており、超純水製造装置の設計・施工・販売とそのメンテナンス及び消耗品の販売を主たる業務としています。

各事業の内容と状況

当社グループは主に「水処理装置事業」を展開しており、半導体及びFPD(フラットパネルディスプレイ)向け超純水製造装置を中心に、各種用途向けの水処理装置の設計・施工・販売を行っています。また、納入した装置のメンテナンスや消耗品の販売も行っています。

半導体製造技術の高度化・微細化に伴い、原水中の不純物を除去する前処理から超純水製造工程までを一貫して構築し、環境負荷を軽減する排水・回収処理装置も提供しています。

従業員について

事業部門等の名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
営業部門 156 38
設計工事部門 246 31
開発部門 37 4
全社(共通) 106 14
合計 545 87

提出会社の従業員数は376人で、平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は12.1年、平均年間給与は9,272,630円です。

関連企業

名称 住所 資本金 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
株式会社野村マイクロ・サイエンス コリア 韓国 京畿道華城市 千KRW 3,849,840 水処理装置事業 100 韓国で装置の販売及び保守を行っています。役員の兼任3名、債務保証あり
上海野村水処理工程有限公司 中国 上海市 千US$ 7,100 水処理装置事業 100 中国で装置の販売及び保守を行っています。役員の兼任2名、債務保証あり
野村(上海)水処理工程技術有限公司 中国 上海市 千US$ 7,150 水処理装置事業 100 中国で装置の販売及び保守を行っています。役員の兼任1名、債務保証あり
野村マイクロ・サイエンス USA Ltd.,Co アメリカ合衆国 テキサス州 千US$ 1,200 水処理装置事業 100 米国で装置の販売及び保守を行っています。役員の兼任3名
アグループラスチック株式会社 神奈川県厚木市 千円 100,000 その他の事業 100 当社装置の配管材料等の販売を行っています。役員の兼任2名
野村微科學工程股份有限公司 台湾 新竹市 千NTD 75,000 水処理装置事業 100 台湾で装置の販売及び保守を行っています。役員の兼任2名、債務保証あり

業績

回次 決算年月 売上高(千円) 経常利益(千円) 親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 包括利益(千円) 純資産額(千円) 総資産額(千円) 1株当たり純資産額(円) 1株当たり当期純利益(円) 自己資本比率(%) 自己資本利益率(%) 株価収益率(倍)
第51期 2020年3月 21,049,215 1,781,266 1,273,381 1,005,331 10,314,990 19,622,436 280.90 34.76 52.6 12.8 7.34
第52期 2021年3月 30,361,431 3,636,099 2,618,381 3,107,819 13,190,468 24,758,799 357.39 71.19 53.1 22.3 12.90
第53期 2022年3月 31,901,277 4,581,851 3,291,506 3,479,663 15,932,386 27,091,448 429.02 89.39 58.3 22.7 11.90
第54期 2023年3月 49,595,831 6,416,048 5,806,687 6,070,070 21,401,108 41,918,879 569.34 156.90 50.6 31.4 6.62
第55期 2024年3月 73,021,486 10,819,278 7,978,023 8,562,327 28,924,224 70,602,796 760.74 213.47 40.4 32.1 27.82

各指標の増減について

売上高は前年同期比で47.2%増加し、経常利益は68.6%増加しました。これにより、親会社株主に帰属する当期純利益も37.4%増加しました。これらの増加は、受注済み大型水処理装置案件の工事が順調に進捗したことや、メンテナンス及び消耗品の受注が堅調に推移したことが要因です。

今後の見通し

指標 当期 見通し 当期比(%)
売上高(千円) 73,021,486 80,000,000 +9.6%
経常利益(千円) 10,819,278 12,000,000 +10.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 7,978,023 8,500,000 +6.5%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は9.6%増加、経常利益は10.9%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は6.5%増加する見込みです。これらの増加は、引き続き半導体関連企業の設備投資が旺盛であることや、新規受注案件の増加が見込まれるためです。

まとめ

当社グループの業績は、半導体関連企業の設備投資の増加により好調に推移しています。今後も引き続き堅調な受注が見込まれ、売上高や利益の増加が期待されます。アナリストとしての視点から見ると、当社の現状と見通しは非常に好調であり、今後も成長が期待できる企業と評価できます。

野村マイクロ・サイエンスの最近のニュース(2024年8月10日時点)

野村マイクロ・サイエンスは、2024年8月に発表された第1四半期決算において、大幅な減収減益を記録しました。これにより、今後の業績動向に注目が集まっています。

第1四半期の業績で76%の減益を記録

2024年8月9日に発表された決算によると、2024年4月から6月期の連結経常利益は、前年同期比で76.4%減の4.9億円に落ち込みました。これは、前年同期の13.0%から4.7%へと急低下した売上営業利益率に起因しています。この業績の大幅な悪化は、主に海外での大型案件の一巡と、販管費の増加が影響したためです。

大型案件の影響で大幅な減収

同四半期の売上高は、前年同期比40.2%減の76億2900万円、営業利益は78.2%減の3億6200万円と大幅に減少しました。これは、海外での水処理装置に関連する大型案件が一巡したことが主な要因です。ただし、通期の増収増益見通しは据え置かれており、今後の回復に期待が寄せられています。

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