| 企業名 | 藤倉化成株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.fkkasei.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 5352.0 |
| 所在地 | 板橋区蓮根三丁目２０番７号 |
企業概要
当社グループは、アクリル樹脂派生製品（コーティング、塗料、電子材料、化成品、合成樹脂）に関する事業を主として行っています。その他の関係会社として電線ケーブル及び附属品の製造・販売を営む㈱フジクラがあり、同社に対して、当社は電子材料を一部販売しております。
各事業の内容と状況
当社グループは以下の5つの事業を展開しています。
- コーティング事業: プラスチック用コーティング材等を製造・販売。
- 塗料事業: 建築用コーティング材等を製造・販売。
- 電子材料事業: 導電性樹脂塗料及び導電性接着剤等を製造・販売。
- 化成品事業: トナー用バインダー樹脂及び粘・接着剤ベース樹脂等を製造・販売。
- 合成樹脂事業: アクリル樹脂の原材料・加工品を仕入れ、販売。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（人） |
|---|---|
| コーティング | 743 |
| 塗料 | 198 |
| 電子材料 | 56 |
| 化成品 | 89 |
| 合成樹脂 | 32 |
| 全社(共通) | 118 |
| 合計 | 1236 |
提出会社の従業員数は437人で、平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は16.6年、平均年間給与は6,779,916円です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- フジケミ東京㈱
- フジケミ近畿㈱
- フジケミカル㈱
- 藤光樹脂㈱
- FUJIKURA KASEI (THAILAND) CO., LTD.
- FUJIKURA KASEI MALAYSIA SDN. BHD.
- 藤倉化成塗料(天津)有限公司
- 藤倉化成(佛山)塗料有限公司
- 上海藤倉化成塗料有限公司
- FUJICHEM, INC.
- RED SPOT PAINT & VARNISH CO., INC.
- Fujichem Sonneborn Ltd
業績
| 指標 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 53,107,417 | 49,498,467 | 48,214,371 | 50,843,232 | 52,611,706 | 3.5 |
| 経常利益 (千円) | 1,990,077 | 1,897,538 | 1,449,047 | 533,510 | 1,846,226 | 246.1 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 1,234,651 | 1,220,310 | 741,098 | 9,901 | 1,074,666 | 10,754.1 |
| 包括利益 (千円) | 916,727 | 838,329 | 2,625,047 | 2,122,869 | 3,551,748 | 67.4 |
| 純資産額 (千円) | 36,386,447 | 36,504,964 | 38,519,519 | 39,598,285 | 41,580,848 | 5.0 |
| 総資産額 (千円) | 50,814,181 | 53,795,149 | 52,763,372 | 54,907,667 | 57,609,335 | 4.9 |
| 1株当たり純資産額 (円) | 1,059.14 | 1,064.12 | 1,124.39 | 1,189.13 | 1,273.42 | 7.1 |
| 1株当たり当期純利益 (円) | 38.79 | 38.34 | 23.28 | 0.32 | 34.86 | 10,795.0 |
| 自己資本比率 (%) | 66.3 | 63.0 | 67.8 | 66.8 | 68.1 | 1.3 |
| 自己資本利益率 (%) | 3.7 | 3.6 | 2.1 | 0.0 | 2.8 | 2.8 |
| 株価収益率 (倍) | 12.6 | 13.9 | 19.6 | 1371.9 | 13.8 | -98.9 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) | 1,605,475 | 1,594,029 | 2,583,434 | 951,644 | 3,275,265 | 244.2 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) | -1,721,789 | -1,075,102 | -811,506 | -1,176,905 | -1,233,819 | -4.8 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) | -828,571 | -381,859 | -922,644 | -1,237,532 | -2,304,543 | -86.2 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) | 11,801,033 | 11,782,017 | 12,974,778 | 11,989,680 | 12,032,602 | 0.4 |
各指標の増減について
売上高は前年同期比3.5%増加し、52,611,706千円となりました。これは主にコーティング事業の米国やアセアン諸国での販売が好調に推移したためです。経常利益は前年同期比246.1%増加し、1,846,226千円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比10,754.1%増加し、1,074,666千円となりました。これは主に全社的なコスト削減や為替の効果によるものです。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2025年3月 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 52,612 | 59,000 | 12.1 |
| 営業利益 (百万円) | 1,299 | 2,900 | 123.2 |
| ROE (%) | 2.8 | 6.0 | 114.3 |
見通しの増減について
売上高は2025年3月期に59,000百万円と予測され、当期比12.1%の増加が見込まれています。営業利益は2,900百万円と予測され、当期比123.2%の増加が見込まれています。ROEは6.0%と予測され、当期比114.3%の増加が見込まれています。
まとめ
当社グループの業績は、コーティング事業の好調な販売に支えられ、全体的に増加傾向にあります。特に経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は大幅に増加しました。今後も持続的な成長を目指し、技術開発の拡充や注力事業の強化、基盤事業の収益性拡大に取り組む予定です。全体的に見て、当社の現状と見通しは好調であると評価できます。
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