2024-06-26有価証券報告書 萬世電機株式会社

企業名 萬世電機株式会社
URL https://www.mansei.co.jp/
業種 卸売業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1005.0
所在地 大阪市福島区福島7丁目15番5号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の販売およびこれらに付帯する工事の設計・施工、保守・サービス、太陽光発電等の事業を営んでいます。主要な子会社には、萬世電機香港有限公司、万世電機貿易(上海)有限公司、日本原ソーラーエナジー株式会社があります。

各事業の内容と状況

当社の事業は以下の4つのセグメントに分かれています。

  • 電気機器・産業用システム: 回転機、ホイスト、産業扇、電磁開閉器、遮断器、電力量計、指示計器、高圧機器、トランス、シーケンサ、表示器、インバータ、ACサーボ、クラッチ、ロボット、センシング、機械装置、発電機・受変電システム、計測監視制御システム、生産ライン制御システム、検査計測システム、物流搬送システム、駆動制御システム、産業メカトロシステム、各種プラント用システムなど。
  • 電子デバイス・情報通信機器: 半導体、パワー素子、光応用機器、液晶パネル、電子部品、パソコン、サーバー、プリンタ、HDD、液晶モニター、ネットワーク機器、映像機器、組み込みマイコンソフトウェア開発、電子機器の受託生産サービス(EMS)など。
  • 設備機器: パッケージエアコン、各種冷凍機、ルームエアコン、換気扇、チラー、非常用発電機、電気温水器、照明器具、エレベーター、エスカレーター、太陽光発電設備工事、電気工事、空調・給排水衛生設備工事、冷凍・冷蔵設備工事、クリーンルーム工事、植物工場設備、冷暖房空調機器の保守・据付・修理など。
  • 太陽光発電: 電力の供給。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
電気機器・産業用システム 82
電子デバイス・情報通信機器 41
設備機器 38
太陽光発電
全社(共通) 24
合計 185

提出会社の従業員数は179人、平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.6年、平均年間給与は618.2万円です。

関連企業

当社グループを構成する連結子会社は以下の通りです。

  • 萬世電機香港有限公司: 電子デバイス品の仕入・販売
  • 万世電機貿易(上海)有限公司: 電気機器、電子デバイス品の仕入・販売
  • 日本原ソーラーエナジー株式会社: 太陽光による発電事業

その他の関係会社として三菱電機株式会社があります。

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高(千円) 23121423 26151472 13.1%
経常利益(千円) 1139260 1530760 34.4%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 599831 1071168 78.6%
包括利益(千円) 619677 1365667 120.4%
純資産額(千円) 12334322 13544059 9.8%
総資産額(千円) 21289644 23958944 12.5%
1株当たり純資産額(円) 5391.45 5920.52 9.8%
1株当たり当期純利益(円) 262.19 468.23 78.6%
自己資本比率(%) 57.9 56.5 -2.4%
自己資本利益率(%) 5.0 8.3 66.0%
株価収益率(倍) 12.2 8.1 -33.6%
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) -1357307 2045482 250.8%
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) -210045 15564 107.4%
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) -156692 -162580 -3.8%
現金及び現金同等物の期末残高(千円) 2948858 4863864 64.9%

各指標の増減について

売上高は前期比13.1%増加し、261億51百万円となりました。これは、電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の各部門での売上増加が寄与しています。特に電子デバイス・情報通信機器部門では、企業向けの大口案件が増加し、前期比24.8%の増加となりました。

経常利益は前期比34.4%増加し、15億30百万円となりました。これは、売上高の増加に加え、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善したことが要因です。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比78.6%増加し、10億71百万円となりました。これは、特別損失の減少や法人税等の減少が寄与しています。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予想 当期比(%)
売上高(千円) 26151472 28000000 7.1%
経常利益(千円) 1530760 1600000 4.5%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1071168 1100000 2.7%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は前期比7.1%増加し、280億円を見込んでいます。これは、引き続き電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の各部門での売上増加が期待されるためです。

経常利益は前期比4.5%増加し、16億円を見込んでいます。これは、売上高の増加に加え、コスト管理の徹底が寄与する見込みです。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比2.7%増加し、11億円を見込んでいます。これは、特別損失の減少や法人税等の減少が寄与する見込みです。

まとめ

当社グループの業績は、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期比で大幅に増加しており、非常に好調です。特に電子デバイス・情報通信機器部門での大口案件の増加が大きく寄与しています。今後も引き続き成長が期待されるため、投資家にとって魅力的な企業と言えるでしょう。


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