企業名 | 株式会社SHINKO |
---|---|
URL | https://www.kk-shinko.com/ |
業種 | 卸売業 |
決算日 | 3月末日 |
資本金(百万円) | 100.0 |
所在地 | 台東区浅草橋五丁目20番8号 |
企業概要
当社は1953年に株式会社新興製作所の100%子会社として設立され、主に欧文印刷電信機「テレプリンター」の保守を目的として創業しました。1960年代にはタイプライターやデータ通信端末の保守・販売を行い、1970年代からはレセプトコンピュータシステム「メディコム」の保守を全国で開始しました。現在は、保守サービス事業を基盤に、サーバやPC等のIT機器の設定やネットワークの構築を行うソリューション事業、IT技術者を派遣する人材サービス事業を全国で展開しています。
各事業の内容と状況
当社は以下の3つの事業を柱にしています。
保守サービス事業
システムのサポート、機器の保守、コールセンター、ヘルプデスクサービスを提供しています。全国の病院やクリニックに導入されている電子カルテシステムやレセプトコンピュータの保守を行っており、約3万6千件の保守契約を締結しています。保守サービス事業は継続的に収益が入るストック型ビジネスであり、経済状況の変動に左右されにくい特長があります。
ソリューション事業
医療機関、福祉施設、一般企業、官公庁向けにシステムの設計、構築、設置工事、展開管理等のICTサービスを提供しています。全国13支店でソリューション営業を行い、地元企業とのリレーションに力を入れています。2023年には古物商の許可を取得し、IT資産の選定から廃棄までのライフサイクルをサポートするLCMサービス事業も展開しています。
人材サービス事業
IT機器の保守、点検、修理を行うカスタマエンジニア(CE)やシステムの設計・構築を行うシステムエンジニア(SE)を派遣しています。主要取引先にはNECフィールディング株式会社やKDDIグループがあり、毎年多くの増員要請を受けています。人材サービス事業も保守サービス事業同様、ストック型のビジネスが主です。
従業員について
従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
---|---|---|---|
811 | 40.5 | 13.4 | 4,967,521 |
従業員数は811人で、平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は13.4年、平均年間給与は4,967,521円です。
関連企業
該当事項はありません。
業績
項目 | 前事業年度 | 当事業年度 | 前期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(千円) | 15,948,715 | 16,145,670 | 1.2 |
営業利益(千円) | 752,829 | 627,159 | -16.7 |
経常利益(千円) | 761,987 | 634,787 | -16.7 |
当期純利益(千円) | 481,234 | 410,621 | -14.7 |
各指標の増減について
売上高は1.2%増加しましたが、営業利益、経常利益、当期純利益はそれぞれ16.7%、16.7%、14.7%減少しました。これは機器の調達遅れや顧客都合による作業延期、パソコンとその周辺機器販売の比重増加による仕入原価の増加、出張費等の増加、採用費等の増加が主な要因です。
今後の見通し
項目 | 当事業年度 | 次事業年度予測 | 当期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(千円) | 16,145,670 | 16,800,000 | 4.1 |
営業利益(千円) | 627,159 | 700,000 | 11.6 |
経常利益(千円) | 634,787 | 710,000 | 11.8 |
当期純利益(千円) | 410,621 | 450,000 | 9.6 |
見通しの増減について
次事業年度の売上高は4.1%増、営業利益は11.6%増、経常利益は11.8%増、当期純利益は9.6%増を見込んでいます。これは、DX推進による機器の販売案件の増加、それに付随する保守案件の増加、派遣単価の増額が主な要因です。
まとめ
当社の業績は、売上高が増加している一方で、利益面では減少が見られました。しかし、次事業年度に向けてはDX推進や派遣単価の増額により、売上高と利益の増加が見込まれています。全体として、当社の現状は安定しており、今後の見通しも明るいと評価できます。
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