2024-06-26有価証券報告書 株式会社三井E&S

企業名 株式会社三井E&S
URL https://www.mes.co.jp/
業種 機械
決算日 3月31日
資本金(百万円) 8846.0
所在地 中央区築地五丁目6番4号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、成長事業推進、舶用推進システム、物流システム、周辺サービス、海洋開発の5つの事業を主として行っております。これら事業は、セグメント情報の報告セグメントの区分と同一です。

各事業の内容と状況

各事業の主な内容と現状は以下の通りです。

  • 成長事業推進: 産業機械、先進機械の製造・販売・設計、各種機器のアフターサービスなど。
  • 舶用推進システム: 舶用エンジン、二元燃料エンジン用燃料供給装置・周辺機器の製造、販売、設計、各種エンジン・機器のアフターサービスなど。
  • 物流システム: コンテナクレーン、産業用クレーンの製造・販売・設計、コンテナターミナルマネジメントシステムの販売、各種クレーンのアフターサービスなど。
  • 周辺サービス: ガス関連エンジニアリング事業、陸上発電プラントの建設、運転・保守、システム開発、システム関連機器の販売、鋼構造物・船舶ブロックの製造、機械・電気設備メンテナンスなど。
  • 海洋開発: 浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備の設計、建造、据付、販売、リース、チャーター及びオペレーションなど。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 平均臨時雇用者数(名)
成長事業推進 795 78
舶用推進システム 1567 88
物流システム 614 20
周辺サービス 2707 246
その他 164 36
全社(共通) 105 20
合計 5952 488

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

  • 株式会社三井E&Sパワーシステムズ
  • 株式会社加地テック
  • 三井ミーハナイト・メタル株式会社
  • 株式会社三井E&S DU
  • 三井造船特機エンジニアリング株式会社
  • 三井E&Sシステム技研株式会社
  • 株式会社三井E&Sエンジニアリング
  • Mitsui E&S Asia Pte. Ltd.
  • PACECO CORP.
  • Burmeister & Wain Scandinavian Contractor A/S
  • TGE Marine Gas Engineering GmbH
  • 三井E&S(中国)有限公司

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高(百万円) 262301 301875 +15.1%
経常利益(百万円) 12532 20711 +65.3%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 15554 25051 +61.1%
包括利益(百万円) 37473 30425 -18.8%
純資産額(百万円) 110686 146510 +32.4%
総資産額(百万円) 439959 467140 +6.2%
1株当たり純資産額(円) 1107.02 1311.64 +18.5%
1株当たり当期純利益(円) 177.47 255.73 +44.1%
自己資本比率(%) 24.2 30.4 +25.6%
自己資本利益率(%) 19.0 20.2 +6.3%
株価収益率(倍) 2.3 7.5 +226.1%
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) -15043 -34435 -128.9%
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) -2999 -354 +88.2%
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 9515 24110 +153.4%
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) 43468 33516 -22.9%

各指標の増減について

売上高は舶用エンジンの引渡しが好調に推移したことや、株式会社三井E&S DUを連結の範囲に含めたことにより増加しました。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も同様の理由で増加しましたが、包括利益は減少しました。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予想 当期比(%)
売上高(百万円) 301875 280000 -7.3%
経常利益(百万円) 20711 16800 -18.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 25051 20000 -20.1%
包括利益(百万円) 30425 25000 -17.8%
純資産額(百万円) 146510 140000 -4.4%
総資産額(百万円) 467140 450000 -3.7%
1株当たり純資産額(円) 1311.64 1250.00 -4.7%
1株当たり当期純利益(円) 255.73 200.00 -21.8%
自己資本比率(%) 30.4 28.0 -7.9%
自己資本利益率(%) 20.2 18.0 -10.9%
株価収益率(倍) 7.5 6.0 -20.0%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、包括利益、純資産額、総資産額、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益、自己資本比率、自己資本利益率、株価収益率の全ての指標で減少が予想されています。これは、世界経済の不透明感や競争の激化、持続可能社会への移行などの影響を受けるためです。

まとめ

当社の業績は、舶用エンジンの引渡しが好調に推移したことや、株式会社三井E&S DUを連結の範囲に含めたことにより、全体的に増加しました。しかし、今後の見通しとしては、世界経済の不透明感や競争の激化、持続可能社会への移行などの影響を受け、減少が予想されています。アナリストとしての視点からは、現状は好調ですが、今後の見通しには注意が必要です。


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