2024-06-26有価証券報告書 株式会社ニッピ

企業名 株式会社ニッピ
URL https://www.nippi-inc.co.jp/
業種 その他製品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 4404.0
所在地 足立区千住緑町1-1-1







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、提出会社、子会社11社及び関連会社1社で構成され、可食性コラーゲン・ケーシング、ゼラチン及びコラーゲンペプチド、コラーゲン化粧品及び健康食品、皮革関連製品等の製造販売及び仕入販売を主な内容とし、更に輸入食品及び穀物の販売、iPS細胞培養基材、医療用コラーゲンの製造販売、不動産賃貸その他の事業活動を展開しております。

各事業の内容と状況

当社グループの事業は以下の通りです:

  • コラーゲン・ケーシング事業:国内外ユーザーへ販売。北米市場での取引拡大に注力。
  • ゼラチン関連事業:原材料の調達と加工。価格改定により収益改善。
  • 化粧品関連事業:通信販売を通じて化粧品と健康食品を販売。新規顧客獲得に注力。
  • 皮革関連事業:靴用革、自動車用革の販売。新規顧客開拓に注力。
  • 賃貸・不動産事業:東京都足立区、大阪市浪速区で不動産賃貸事業を展開。
  • 食品その他事業:輸入食材、有機穀物、肥料などを国内ユーザーに販売。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 従業員数(名)
コラーゲン・ケーシング事業 329 (44)
ゼラチン関連事業 92 (27)
化粧品関連事業 55 (66)
皮革関連事業 48 (19)
賃貸・不動産事業 (―)
食品その他事業 54 (13)
本社管理部門他 49 (29)
合計 627 (198)

注:従業員数は就業人員であり、(外書)は臨時従業員の年間平均雇用人員です。

関連企業

名称 住所 資本金又は出資金 (百万円) 主要な事業の内容 所有割合(%) 被所有割合(%) 関係内容
株式会社ニッピコラーゲン化粧品 東京都足立区 450 化粧品関連事業 (化粧品、健康食品販売) 100.00 当社製品を受託販売。役員の兼任(有3名)
大鳳商事株式会社 東京都中央区 90 食品その他事業(貿易業及び国内商業) 82.12 当社製品の一部を仕入販売。役員の兼任(有1名)
大倉フーズ株式会社 東京都中央区 90 食品その他事業 (イタリア食材商社) 82.12 子会社大鳳商事㈱の子会社。役員の兼任(有1名)
NIPPI COLLAGEN NA INC. カナダ B.C.州BURNABY 333千 カナダ ドル コラーゲン・ケーシング事業 (コラーゲン・ケーシング販売) 100.00 当社よりコラーゲン・ケーシング及びペプタイドを輸入販売。役員の兼任(有2名)
日皮胶原蛋白(唐山)有限公司 中国河北省唐山市 900 コラーゲン・ケーシング事業 (コラーゲン・ケーシング用原料の加工) 100.00 役員の兼任(有1名)
株式会社ニッピ・フジタ 東京都台東区 100 皮革関連事業 (皮革製品の仕入販売) 88.46 製品の一部を当社に販売。役員の兼任(有3名)
日皮(上海)貿易有限公司 中国上海市 33 皮革関連事業(貿易業、皮革ペプタイドの仕入販売) 100.00 皮革製品及びコラーゲンペプチドを仕入販売。役員の兼任(有2名)
株式会社ボーグ 東京都台東区 10 皮革関連事業(靴の販売) 88.46 子会社㈱ニッピ・フジタの子会社。役員の兼任(有1名)
株式会社マトリクソーム 大阪府吹田市 141 食品その他事業(医療用機器販売) 25.81 当社よりiPS関連商品を仕入。役員の兼任(無)

業績

項目 当期 前期比(%)
売上高 49,046百万円 9.5
営業利益 3,612百万円 145.5
経常利益 3,740百万円 140.8
親会社株主に帰属する当期純利益 2,548百万円 117.8

各指標の増減について

売上高は、国内外の市場での販売が好調に推移したことにより増加しました。営業利益と経常利益は、製造コストの削減と価格改定の効果により大幅に増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益も同様に増加しました。

今後の見通し

項目 今後の見通し 当期比(%)
売上高 52,000百万円 6.0
営業利益 4,000百万円 10.7
経常利益 4,100百万円 9.6
親会社株主に帰属する当期純利益 2,800百万円 9.9

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の全てが増加する見込みです。これは、国内外市場での販売拡大と製造コストのさらなる削減が期待されるためです。

まとめ

当社グループの業績は、全体的に好調であり、今後も成長が期待されます。特に、コラーゲン・ケーシング事業やゼラチン関連事業、化粧品関連事業が好調に推移しており、今後もこれらの事業が収益を牽引する見込みです。従業員の状況や関連企業の情報も充実しており、企業全体としての安定性も高いと評価できます。


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