| 企業名 | 日本化薬株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nipponkayaku.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 14932.0 |
| 所在地 | 千代田区丸の内二丁目１番１号 |
企業概要
日本化薬グループは、日本化薬株式会社を中心に、子会社36社、関連会社10社で構成され、モビリティ＆イメージング、ファインケミカルズ、ライフサイエンスの3つの事業領域で活動しています。
各事業の内容と状況
日本化薬グループの事業は以下の3つの領域に分かれています。
- モビリティ＆イメージング事業領域: エアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータなどを製造・販売。
- ファインケミカルズ事業領域: エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、紫外線硬化型樹脂などの機能性材料や、インクジェットプリンタ用色素、触媒などを製造・販売。
- ライフサイエンス事業領域: 医療用医薬品、医療機器、医薬原薬・中間体、診断薬、農薬などを製造・販売。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時従業員数(人) |
|---|---|---|
| モビリティ＆イメージング事業領域 | 3388 | 340 |
| ファインケミカルズ事業領域 | 1317 | 128 |
| ライフサイエンス事業領域 | 953 | 187 |
| 全社（共通） | 244 | 43 |
| 合計 | 5902 | 698 |
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.（チェコ）
- 化薬（湖州）安全器材有限公司（中国）
- カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.（メキシコ）
- カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.（マレーシア）
- 株式会社ポラテクノ（日本）
業績
| 項目 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 198380 | 201791 | 1.7% |
| 経常利益（百万円） | 23025 | 12562 | -45.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 14984 | 4113 | -72.5% |
| 包括利益（百万円） | 19050 | 23449 | 23.1% |
| 純資産額（百万円） | 255027 | 270548 | 6.1% |
| 総資産額（百万円） | 322858 | 363173 | 12.5% |
各指標の増減について
売上高は1.7%増加しましたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ45.4%と72.5%減少しました。これは主に原材料価格の高騰と販管費の増加によるものです。
今後の見通し
| 項目 | 2024年3月 | 2025年3月（見通し） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 201791 | 210000 | 4.1% |
| 経常利益（百万円） | 12562 | 12500 | -0.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 4113 | 4500 | 9.4% |
見通しの増減について
売上高は4.1%の増加が見込まれていますが、経常利益は0.5%の減少が予想されています。これは原材料価格の高止まりとインフレによるコスト増が影響しています。
まとめ
日本化薬グループは、モビリティ＆イメージング、ファインケミカルズ、ライフサイエンスの3つの事業領域で活動しており、売上高は増加していますが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減少しています。今後の見通しでは売上高の増加が期待されていますが、経常利益の減少が予想されています。全体として、現状はやや不調ですが、将来的には改善の余地があると考えられます。
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