2024-06-26有価証券報告書 大同特殊鋼株式会社

企業名 大同特殊鋼株式会社
URL https://www.daido.co.jp/
業種 鉄鋼
決算日 3月31日
資本金(百万円) 37172.0
所在地 名古屋市東区東桜一丁目1番10号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービスの5つのセグメントに分かれ、幅広い事業活動を行っています。主要な事業内容としては、特殊鋼鋼材の製造・販売、ステンレス製品の製造・販売、エンジンバルブの製造・販売などがあります。

各事業の内容と状況

特殊鋼鋼材事業では、自動車関連の需要増加により売上が増加しました。機能材料・磁性材料事業では、ステンレス鋼の需要減少が影響し売上が減少しました。自動車部品・産業機械部品事業では、自由鍛造品の需要増加により売上が増加しました。エンジニアリング事業では、カーボンニュートラル製品の受注増加により売上が増加しました。流通・サービス事業では、不動産の売却などにより売上が増加しました。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
特殊鋼鋼材 3296
機能材料・磁性材料 3268
自動車部品・産業機械部品 3310
エンジニアリング 640
流通・サービス 974
全社(共通) 453
合計 11941

提出会社の従業員数は3273人で、平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は17.6年、平均年間給与は7932千円です。

関連企業

当社グループには、子会社64社(うち連結子会社64社)および関連会社8社(うち持分法適用会社8社)が含まれます。主要な関連企業としては、大同興業㈱、大同DMソリューション㈱、日本精線㈱、フジオーゼックス㈱などがあります。

業績

項目 当期(2024年3月) 前期比(%)
売上収益(百万円) 578564 -0.1
税引前利益(百万円) 45068 -14.3
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 30555 -15.8
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円) 70198 +66.5
親会社の所有者に帰属する持分(百万円) 418562 +16.9
総資産額(百万円) 788734 +2.1
1株当たり親会社所有者帰属持分(円) 1963.95 +16.9
基本的1株当たり当期利益(円) 143.37 -15.8
希薄化後1株当たり当期利益(円) 143.35 -15.8
親会社所有者帰属持分比率(%) 53.1 +14.5
親会社所有者帰属持分当期利益率(%) 7.9 -25.5
株価収益率(倍) 12.7 +108.2
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 50239 +80.0
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 13618 +156.9
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) -76484 -1762.8
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) 46008 -18.6

各指標の増減について

売上収益は前期比で0.1%減少しましたが、親会社の所有者に帰属する当期包括利益は66.5%増加しました。これは、自由鍛造品やチタン製品などの高機能製品の拡大が寄与したためです。一方、税引前利益や親会社の所有者に帰属する当期利益は減少しました。これは、エネルギーコストの上昇や半導体関連の需要減少が影響しています。

今後の見通し

項目 当期(2024年3月) 見通し(2025年3月) 当期比(%)
売上収益(百万円) 578564 600000 +3.7
税引前利益(百万円) 45068 50000 +10.9
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 30555 35000 +14.5
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円) 70198 75000 +6.8
親会社の所有者に帰属する持分(百万円) 418562 450000 +7.5
総資産額(百万円) 788734 800000 +1.4
1株当たり親会社所有者帰属持分(円) 1963.95 2100.00 +6.9
基本的1株当たり当期利益(円) 143.37 160.00 +11.6
希薄化後1株当たり当期利益(円) 143.35 160.00 +11.6
親会社所有者帰属持分比率(%) 53.1 55.0 +3.6
親会社所有者帰属持分当期利益率(%) 7.9 8.5 +7.6
株価収益率(倍) 12.7 13.0 +2.4
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 50239 55000 +9.5
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 13618 15000 +10.1
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) -76484 -70000 -8.5
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) 46008 50000 +8.7

見通しの増減について

今後の見通しとしては、売上収益は3.7%増加し、税引前利益は10.9%増加する見込みです。これは、自由鍛造品やチタン製品などの高機能製品の需要増加が寄与するためです。また、親会社の所有者に帰属する当期利益も14.5%増加する見込みです。

まとめ

当社グループの業績は、特殊鋼鋼材や自由鍛造品などの高機能製品の需要増加により、今後も堅調に推移する見込みです。エネルギーコストの上昇や半導体関連の需要減少などの課題はありますが、適正マージンの確保やコスト削減に取り組むことで、安定した業績を維持しています。今後も成長市場への戦略的な投資を進め、持続的な利益成長を目指していきます。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 阪和興業株式会社
No.2 日本製鉄株式会社
No.3 愛知製鋼株式会社
No.4 大阪製鐵株式会社
No.5 株式会社 神戸製鋼所
No.6 大和工業株式会社
No.7 共英製鋼株式会社
No.8 三菱製鋼株式会社
No.9 東京製鐵株式会社
No.10 佐藤商事株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。