| 企業名 | 南海化学株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nankai-chem.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 454.0 |
| 所在地 | 大阪市西区南堀江一丁目１２番１９号 |
企業概要
当社グループは1906年の創業以来、化学品メーカーとして歩み続けてきました。現在は、「化学品事業を通じて地球環境と豊かな社会の創生に貢献する」を企業理念に掲げ、様々な製品の基礎原料として使われる苛性ソーダや殺菌、消毒に使われる次亜塩素酸ソーダをはじめとする「基礎化学品事業」、酢酸ナトリウム（食品用日持ち向上剤）、グルコサミンをはじめとする「機能化学品事業」、土壌殺菌剤として使われる農薬クロルピクリンをはじめとする「アグリ事業」、廃硫酸のリサイクルを中心とする「環境リサイクル事業」、及び塩の加工・販売に関する「各種塩事業」の５事業を展開しています。
各事業の内容と状況
当社グループの事業は以下の5つのセグメントに分かれています。
- 基礎化学品事業: 苛性ソーダ、合成塩酸、次亜塩素酸ソーダなどの製造・販売。
- 機能化学品事業: 食品添加物や健康食品の製造・販売、医薬・農薬・電子材料等の中間体の受託製造。
- アグリ事業: 土壌殺菌剤クロルピクリンの製造・販売。
- 環境リサイクル事業: 廃硫酸のリサイクル。
- 各種塩事業: 各種塩の製造・販売。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 213 | 44.7 | 8.7 | 6731 |
従業員数は213名で、平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は8.7年、平均年間給与は6731千円です。
関連企業
当社グループには以下の関連企業があります。
- エヌシー環境㈱
- 富士アミドケミカル㈱
- ㈱エヌエムソルト
- 如皋市四友合成化工有限公司
- 如皋南海水処理剤有限公司
- サンワ南海リサイクル㈱
- ＡＴＮグラファイト・テクノロジー㈱
業績
| 指標 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 16,463 | 17,434 | 19,601 | 19,987 | 2.0 |
| 経常利益 (百万円) | 708 | 716 | 886 | 1,780 | 101.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 155 | 462 | 504 | 1,158 | 129.9 |
| 包括利益 (百万円) | 145 | 659 | 534 | 1,209 | 126.4 |
| 純資産額 (百万円) | 4,035 | 4,676 | 5,191 | 7,501 | 44.5 |
| 総資産額 (百万円) | 16,122 | 16,982 | 18,346 | 20,258 | 10.4 |
各指標の増減について
売上高は前期比2.0%増加し、19,987百万円となりました。経常利益は前期比101.0%増加し、1,780百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比129.9%増加し、1,158百万円となりました。包括利益も前期比126.4%増加し、1,209百万円となりました。純資産額は前期比44.5%増加し、7,501百万円となりました。総資産額は前期比10.4%増加し、20,258百万円となりました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2025年3月 (予測) | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 19,987 | 21,030 | 5.2 |
| 経常利益 (百万円) | 1,780 | 1,200 | -32.6 |
| ROE (自己資本利益率) (%) | 18.5 | 9.2 | -50.3 |
見通しの増減について
売上高は2025年3月期に21,030百万円と予測され、当期比5.2%の増加が見込まれています。一方、経常利益は1,200百万円と予測され、当期比32.6%の減少が見込まれています。ROEも9.2%と予測され、当期比50.3%の減少が見込まれています。
まとめ
当社グループは、基礎化学品、機能化学品、アグリ、環境リサイクル、各種塩事業の5つの事業を展開しています。2024年3月期の業績は好調であり、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、包括利益、純資産額、総資産額のすべてが前期比で増加しました。しかし、2025年3月期の見通しでは、売上高は増加が見込まれる一方で、経常利益とROEは減少が予測されています。今後の経営戦略としては、収益基盤の強化、環境リサイクル事業の拡大、サステナブル経営の推進が重要となります。
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