2024-06-26有価証券報告書 ブラザー工業株式会社

企業名 ブラザー工業株式会社
URL https://www.brother.co.jp/
業種 電気機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 19209.0
所在地 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号







有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、マシナリー事業、ドミノ事業、ニッセイ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、ネットワーク・アンド・コンテンツ事業、その他事業の7つの事業を展開しています。各事業は多岐にわたり、製品も多様です。

各事業の内容と状況

以下に各事業の内容と現状、見通しを示します。

  • プリンティング・アンド・ソリューションズ事業: プリンター、複合機、ラベルライター、ラベルプリンター、スキャナーの製造・販売を行っています。消耗品の販売が堅調で、増収となりました。
  • マシナリー事業: 工作機械、工業用ミシン、ガーメントプリンターの製造・販売を行っています。中国・アジアを中心に設備投資需要が低迷し、減収となりました。
  • ドミノ事業: 産業用プリンティング機器の製造・販売を行っています。消耗品の販売が堅調で、増収となりましたが、のれんの減損損失を計上し、大幅な赤字となりました。
  • ニッセイ事業: 減速機、歯車の製造・販売及び不動産の賃貸を行っています。設備投資需要の低迷により、減収となりました。
  • パーソナル・アンド・ホーム事業: 家庭用ミシンの製造・販売を行っています。米州を中心とした市況低迷により、減収となりました。
  • ネットワーク・アンド・コンテンツ事業: 業務用カラオケ機器の製造・販売・賃貸、コンテンツサービスの提供及びカラオケ店舗の運営を行っています。カラオケ店舗の売上が回復し、増収となりました。
  • その他事業: 上記以外の製品の製造・販売及び不動産の販売・賃貸を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時従業員数(人)
プリンティング・アンド・ソリューションズ 26,553 1,148
マシナリー 1,854 247
ドミノ 3,365 136
ニッセイ 919 55
パーソナル・アンド・ホーム 2,901 92
ネットワーク・アンド・コンテンツ 3,194 23
その他 1,031 74
全社(共通) 721 28
合計 40,538 1,803

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

  • ブラザーインターナショナルコーポレーション(U.S.A.)
  • ブラザーインターナショナルコーポレーション(カナダ)
  • ブラザーインターナショナル(メキシコ)
  • ブラザーインダストリーズ(U.S.A.)
  • ブラザーインターナショナルコーポレーション(ブラジル)
  • ブラザーソーイングマシンズ(ヨーロッパ)
  • ブラザーノルディック
  • ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)
  • ブラザーU.K.
  • ドミノプリンティングサイエンス

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上収益 (百万円) 815,269 822,930 +0.9%
税引前利益 (百万円) 56,953 52,523 -7.8%
親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) 39,082 31,645 -19.0%
親会社の所有者に帰属する当期包括利益 (百万円) 59,896 88,690 +48.0%
親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 596,619 668,047 +12.0%
総資産額 (百万円) 850,486 896,109 +5.4%
1株当たり親会社所有者帰属持分 (円) 2,334.34 2,613.43 +12.0%
基本的1株当たり当期利益 (円) 152.67 123.81 -18.9%
希薄化後1株当たり当期利益 (円) 152.22 123.48 -18.9%
親会社所有者帰属持分比率 (%) 70.2 74.5 +6.1%
親会社所有者帰属持分当期利益率 (%) 6.8 5.0 -26.5%
株価収益率 (倍) 13.0 22.8 +75.4%
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 14,432 141,028 +877.4%
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △32,198 △42,068 -30.7%
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △36,638 △61,584 -68.1%
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 119,042 166,146 +39.6%

各指標の増減について

売上収益は前期比0.9%増加しましたが、税引前利益と親会社の所有者に帰属する当期利益はそれぞれ7.8%と19.0%減少しました。これは、ドミノ事業におけるのれんの減損損失が大きな要因です。一方、親会社の所有者に帰属する当期包括利益は48.0%増加し、親会社の所有者に帰属する持分も12.0%増加しました。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月予想 当期比(%)
売上収益 (百万円) 822,930 880,000 +6.9%
税引前利益 (百万円) 52,523 60,000 +14.2%
親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) 31,645 40,000 +26.4%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上収益は6.9%増加し、税引前利益は14.2%増加、親会社の所有者に帰属する当期利益は26.4%増加する見込みです。これは、各事業の回復と新製品の投入が寄与する見通しです。

まとめ

この企業は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業を中心に堅調な業績を維持していますが、ドミノ事業におけるのれんの減損損失が大きな課題となっています。今後の見通しは明るく、各事業の回復と新製品の投入が期待されます。全体として、現状はやや不調ですが、今後の見通しは好調です。


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