2024-06-26有価証券報告書 ジェイ・エスコムホールディングス株式会社

企業名 ジェイ・エスコムホールディングス株式会社
URL http://www.j-escom.co.jp/
業種 情報・通信業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 50.0
所在地 港区赤坂六丁目15番11号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ジェイ・エスコムホールディングス株式会社)を持株会社として、連結子会社11社により構成されています。主な事業は、理美容消耗品関連商材の販売、企業向けコンサルティング、テレビ通販及びインターネットでの通信販売、デジタルギフト及びリワード広告の提供などです。

各事業の内容と状況

当社グループの事業内容は以下の通りです:

  • 理美容事業(株式会社スープ):理美容消耗品関連商材等の販売を行っています。
  • コンサルティング事業(株式会社スープ):企業向けコンサルティング等を行っています。
  • 通信販売事業(株式会社東京テレビランド):テレビ通販及びインターネットでの通信販売を行っています。
  • デジタルマーケティング事業(Mafin inc.、Smartcon inc.、株式会社マフィン及びMatched inc.):デジタルギフト及びリワード広告の提供を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 臨時雇用者数(人)
通信販売事業 6 6
デジタルマーケティング事業 63
全社(共通) 3
合計 72 6

従業員数は前連結会計年度と比較して21名減少していますが、これは主に理美容事業の縮小と通信販売事業における業務効率化のためです。

関連企業

当社の主要な関連企業は以下の通りです:

  • 株式会社スープ:理美容事業、コンサルティング事業
  • 株式会社東京テレビランド:通信販売事業
  • Mafin inc.:デジタルマーケティング事業
  • Smartcon inc.:デジタルマーケティング事業
  • 株式会社マフィン:デジタルマーケティング事業
  • Matched inc.:デジタルマーケティング事業

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高(千円) 1,617,004 1,587,789 -1.8%
経常損失(千円) -28,172 -237,636 -743.8%
親会社株主に帰属する当期純損失(千円) 41,288 -295,347 -815.6%
包括利益(千円) 40,171 -286,032 -812.0%
純資産額(千円) 627,006 352,973 -43.7%
総資産額(千円) 2,821,794 2,618,813 -7.2%
1株当たり純資産額(円) 45.31 20.41 -54.9%
1株当たり当期純損失(円) 3.83 -25.53 -767.6%
自己資本比率(%) 18.6 9.0 -51.6%
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) -127,344 -360,638 -183.2%
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) 668,631 -187,013 -128.0%
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) 198,577 131,795 -33.6%
現金及び現金同等物の期末残高(千円) 1,138,308 747,639 -34.3%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で1.8%減少しましたが、これは通信販売事業の売上減少が主な要因です。経常損失と親会社株主に帰属する当期純損失は大幅に増加しており、デジタルマーケティング事業のシステム開発・運用費用が影響しています。純資産額と総資産額も減少しており、特に純資産額は43.7%減少しました。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月(予測) 当期比(%)
売上高(千円) 1,587,789 1,700,000 +7.1%
経常損失(千円) -237,636 -150,000 +36.9%
親会社株主に帰属する当期純損失(千円) -295,347 -200,000 +32.3%
包括利益(千円) -286,032 -190,000 +33.6%
純資産額(千円) 352,973 400,000 +13.3%
総資産額(千円) 2,618,813 2,700,000 +3.1%
1株当たり純資産額(円) 20.41 23.00 +12.7%
1株当たり当期純損失(円) -25.53 -17.00 +33.4%
自己資本比率(%) 9.0 10.5 +16.7%
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) -360,638 -250,000 +30.7%
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) -187,013 -100,000 +46.5%
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) 131,795 200,000 +51.7%
現金及び現金同等物の期末残高(千円) 747,639 850,000 +13.7%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は7.1%増加する見込みです。これはデジタルマーケティング事業の拡大と新規取引先の獲得が寄与するためです。経常損失と親会社株主に帰属する当期純損失も改善する見込みで、システム開発・運用費用の効率化が期待されます。

まとめ

当社グループの現状は、デジタルマーケティング事業の拡大により売上高は順調に推移していますが、システム開発・運用費用が重く、経常損失と親会社株主に帰属する当期純損失が大幅に増加しています。しかし、今後の見通しとしては、売上高の増加と損失の改善が期待されており、特にデジタルマーケティング事業の成長が鍵となります。アナリストとしての視点からは、現状は厳しいものの、今後の成長に期待が持てる企業と評価します。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 株式会社アジュバンホールディングス
No.2 株式会社I-ne
No.3 株式会社ノエビアホールディングス
No.4 株式会社Orchestra Holdings
No.5 株式会社インタースペース
No.6 株式会社コーセー
No.7 パス株式会社
No.8 株式会社デンキョーグループホールディングス
No.9 株式会社シーボン
No.10 株式会社アジュバンホールディングス

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。