| 企業名 | 広栄化学株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.koeichem.com/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 2343.0 |
| 所在地 | 袖ケ浦市北袖２５番地 |
企業概要
当企業集団は、ファイン製品の製造販売並びに輸出入等の事業を行っております。主要な製品には医農薬関連化学品、機能性化学品、各種合成樹脂原料等があります。
各事業の内容と状況
ファイン製品事業では、医農薬関連化学品（医薬品、動物薬、農薬等の中間体や原料）、機能性化学品（触媒、溶剤、高分子添加剤、樹脂、IT関連、写真薬等用）、各種合成樹脂原料等を製造・販売しています。
2023年10月16日付で設立された子会社「ＫＧＳ株式会社」は、従業員に対する研修の企画及び運営等を行っています。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 401 | 40.6 | 14.6 | 6681 |
労働組合は1946年に結成され、現在は291名が加入しています。労使関係は極めて円満です。
関連企業
親会社は住友化学株式会社で、当社の議決権の56.15%を所有しています。住友化学からは製品の販売や主要原材料の供給を受けています。
業績
| 決算年月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 18,528,697 | 17,589,569 | 17,296,246 | 18,601,889 | 19,427,195 |
| 経常利益 (千円) | 2,016,575 | 1,678,308 | 802,522 | 855,770 | 347,658 |
| 当期純利益 (千円) | 1,568,181 | 1,851,383 | 940,647 | 690,803 | 299,623 |
| 純資産額 (千円) | 20,997,251 | 22,066,951 | 21,934,639 | 22,054,709 | 21,819,790 |
| 総資産額 (千円) | 29,802,412 | 32,058,344 | 34,706,536 | 39,082,844 | 39,304,649 |
各指標の増減について
売上高は2024年3月期に前期比4.4%増加しましたが、経常利益と当期純利益はそれぞれ59.4%と56.6%減少しました。これは、減価償却費の増加や棚卸資産減少に伴う負担固定費の増加が主な要因です。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月期 | 2025年3月期予測 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 19,427,195 | 20,000,000 | +2.9% |
| 経常利益 (千円) | 347,658 | 500,000 | +43.8% |
| 当期純利益 (千円) | 299,623 | 400,000 | +33.5% |
見通しの増減について
今後の見通しとして、売上高は2.9%増加、経常利益は43.8%増加、当期純利益は33.5%増加する見込みです。これは、触媒関連製品や電材関連製品の需要回復が主な要因です。
まとめ
当企業の業績は、売上高が増加している一方で、経常利益と当期純利益は減少しています。これは、減価償却費の増加や棚卸資産減少に伴う負担固定費の増加が主な要因です。しかし、今後の見通しは明るく、触媒関連製品や電材関連製品の需要回復により、売上高、経常利益、当期純利益の増加が見込まれています。アナリストとしては、現状はやや不調ですが、今後の見通しは好調と評価します。
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