| 企業名 | 三菱瓦斯化学株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.mgc.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 41970.0 |
| 所在地 | 千代田区丸の内二丁目５番２号 |
企業概要
三菱瓦斯化学株式会社（MGC）は、基礎化学品や機能化学品を中心に事業を展開する企業です。メタノール、アンモニア、電子材料、脱酸素剤など多岐にわたる製品を製造・販売しています。国内外に多くの子会社や関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。
各事業の内容と状況
MGCの事業は大きく基礎化学品事業部門と機能化学品事業部門に分かれています。
- 基礎化学品事業部門: メタノール、アンモニア、芳香族化学品などを製造・販売。メタノール市況の下落や中国経済の低迷が影響し、売上高は減少しました。
- 機能化学品事業部門: 無機化学品、電子材料、脱酸素剤などを製造・販売。半導体関連製品の需要回復や円安の影響で売上高は増加しました。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（人） |
|---|---|
| 基礎化学品事業部門 | 2592 |
| 機能化学品事業部門 | 4849 |
| その他の事業 | 23 |
| 全社（共通） | 454 |
| 合計 | 7918 |
平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は17.5年、平均年間給与は8,817,978円です。
関連企業
MGCは多くの関連企業を持ち、主要な企業には以下が含まれます。
- 日本ファインケム株式会社
- MGCターミナル株式会社
- 東邦アーステック株式会社
- MGC Specialty Chemicals Netherlands B.V.
- 日本ユピカ株式会社
業績
| 指標 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 781,211 | 813,417 | 4.1 |
| 経常利益 (百万円) | 69,764 | 46,040 | -34.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 49,085 | 38,818 | -20.9 |
| 包括利益 (百万円) | 69,751 | 87,753 | 25.8 |
| 純資産額 (百万円) | 671,249 | 684,832 | 2.0 |
| 総資産額 (百万円) | 1,029,317 | 1,068,010 | 3.8 |
各指標の増減について
売上高は円安や電子材料の需要回復により増加しましたが、経常利益と純利益はメタノール市況の下落や持分法損益の悪化により減少しました。包括利益は為替換算調整勘定の増加により増加しました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2026年度目標 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 813,417 | 850,000 | 4.5 |
| 営業利益 (百万円) | 47,300 | 85,000 | 79.7 |
| 経常利益 (百万円) | 46,040 | 95,000 | 106.3 |
| ROE (%) | 6.1 | 9.0 | 47.5 |
| ROIC (%) | 5.4 | 8.0 | 48.1 |
見通しの増減について
今後の見通しとして、売上高や利益の増加が期待されています。特に、ICT分野の成長や新規事業の創出が重要な要因となります。また、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みや、人的資本経営の充実も進められます。
まとめ
三菱瓦斯化学株式会社は、基礎化学品と機能化学品を中心に事業を展開しており、特に電子材料や脱酸素剤の需要回復が見込まれています。今後の見通しとしては、売上高や利益の増加が期待され、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みや新規事業の創出が重要な課題となります。全体として、現状は厳しいものの、将来的には成長が期待される企業です。
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