企業名 | 株式会社中村超硬 |
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URL | http://www.nakamura-gp.co.jp/ |
業種 | 機械 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 349.0 |
所在地 | 堺市西区鶴田町27番27号 |
企業概要
当社グループは、特殊精密機器関連、化学繊維用紡糸ノズル関連、D-Next関連、マテリアルサイエンス関連の開発・製造・販売を主な事業として取り組んでいます。2024年3月31日現在、子会社は2社(日本ノズル株式会社、上海那科夢楽商貿有限公司)です。
各事業の内容と状況
特殊精密機器事業
ダイヤモンドや超硬合金、セラミックスなどの耐摩耗性の高い材料を用いた特殊精密部品、工具の設計・製造・販売を行っています。主要製品は、自動車部品やベアリング製造用工作機械に用いられるダイヤモンド部品、電子部品実装用の産業機械に用いられるダイヤモンドノズルなどです。
化学繊維用紡糸ノズル事業
日本ノズル株式会社が主に化学繊維用紡糸ノズル及び周辺部品、不織布製造装置、不織布関連ノズル等の設計・製造・販売を行っています。国内外の化学繊維メーカーや紡糸設備メーカーに対し、各種ノズル等を納入しています。
D-Next事業
太陽光発電向けダイヤモンドワイヤの製造・販売に関する経験を活かし、ダイヤモンドワイヤ製造装置の開発・販売を行っています。また、パワー半導体向けダイヤモンドワイヤの開発・製造・販売へ事業モデルの転換を進めています。
マテリアルサイエンス事業
東京大学との共同開発により、ゼオライトを低コストでナノサイズ化する技術開発に成功し、この技術を用いてナノサイズゼオライトの事業化を目指しています。透明吸湿フィルム分野や半導体・電子基板封止剤、塗料、抗菌・抗ウイルスコーティング剤などの分野での利用が期待されています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(名) | 臨時従業員数(名) |
---|---|---|
特殊精密機器事業 | 40 | 1 |
化学繊維用紡糸ノズル事業 | 70 | 14 |
D-Next事業 | 19 | 1 |
マテリアルサイエンス事業 | 6 | 0 |
全社(共通) | 10 | 2 |
合計 | 145 | 18 |
平均年齢: 46.84歳、平均勤続年数: 13.47年、平均年間給与: 5,392,523円
関連企業
名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合(%) | 関係内容 |
---|---|---|---|---|---|
日本ノズル株式会社 | 神戸市西区 | 48,000千円 | 化学繊維用紡糸ノズル及び周辺部品、不織布製造装置、不織布用ノズル等の設計・製造・販売 | 100.0 | 役員の兼任3名、経営指導料の受取 |
上海那科夢楽商貿有限公司 | 中国上海市 | 450千USD | 当社製品の販売、原材料等の仕入 | 100.0 | 役員の兼任3名、製品の販売 |
業績
項目 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
---|---|---|---|
売上高 | 3,322,156千円 | 2,413,086千円 | -27.4% |
経常利益 | 65,634千円 | -553,433千円 | -943.3% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | -124,471千円 | 144,169千円 | +215.8% |
包括利益 | -124,895千円 | 140,866千円 | +212.8% |
純資産額 | 714,971千円 | 854,904千円 | +19.6% |
総資産額 | 4,688,582千円 | 6,003,587千円 | +28.0% |
各指標の増減について
売上高は前期比27.4%減少しましたが、これはベアリング業界や半導体業界の低調が影響しています。経常利益は大幅な赤字となり、前期比943.3%減少しましたが、これは新工場の建設や大型設備投資によるコスト増が主な要因です。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比215.8%増加し、黒字転換しました。
今後の見通し
項目 | 2025年3月期第2四半期(累計) | 対前年同期増減率(%) | 2025年3月期通期 | 対前年同期増減率(%) |
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売上高 | 1,550百万円 | +30.1% | 3,300百万円 | +36.8% |
営業利益 | -20百万円 | – | 110百万円 | – |
経常利益 | -30百万円 | – | 80百万円 | – |
親会社株主に帰属する当期純利益 | -70百万円 | – | 20百万円 | -86.1% |
見通しの増減について
売上高は次期においても増加が見込まれ、特に化学繊維用紡糸ノズル事業やD-Next事業での売上拡大が期待されています。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は減少が見込まれていますが、これは新規事業の立ち上げや設備投資によるコスト増が影響しています。
まとめ
当社グループは、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業、D-Next事業、マテリアルサイエンス事業の4つの主要事業を展開しています。2024年3月期の業績は厳しい状況でしたが、今後の見通しは明るく、特に化学繊維用紡糸ノズル事業やD-Next事業での成長が期待されています。アナリストとしては、現状はやや不調ですが、今後の成長に期待できる企業と評価します。
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