| 企業名 | 株式会社ハイマックス |
|---|---|
| URL | https://www.himacs.jp/ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 689.0 |
| 所在地 | 横浜市西区みなとみらい二丁目３番５号 |
企業概要
当社グループは、当社及び子会社１社（株式会社エスビーエス）により構成されており、コンピュータ・ソフトウエアのシステム・ライフサイクルの各領域にわたり高付加価値ソリューションを提供する単一のバリュー・ソリューションサービス事業を営んでおります。
各事業の内容と状況
当社グループがターゲットとしている基幹システムは、システム化計画の企画から始まり、設計・開発フェーズに移り、稼働後のメンテナンスへと進展いたします。そして、メンテナンスを継続している過程で次期システムの企画が立ち上がるというシステム・ライフサイクルになっております。
システム・ソリューションサービスでは、システム化計画の企画に対するコンサルティングから設計・開発・テスト・導入に関してメインフレーム系からインターネット基盤関連技術まで一貫したサービスを提供いたします。
システム・メンテナンスサービスでは、稼働後のシステムに対し信頼性が高いメンテナンスサービスを提供いたします。メンテナンスサービスは長期安定的な受注の確保と業務ノウハウの蓄積を図ることができます。
従業員について
| 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（円） |
|---|---|---|---|
| 841 | 37.5 | 12.7 | 5,798,000 |
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金（百万円） | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合（％） | 主要な関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社エスビーエス | 横浜市中区 | 15 | バリュー・ソリューションサービス | 100 | 当社が受注した業務の一部を委託している。役員の兼任あり。 |
業績
| 指標 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 15,342 | 15,431 | 16,681 | 17,331 | 17,357 | 0.1 |
| 経常利益（百万円） | 1,017 | 1,369 | 1,719 | 1,844 | 1,730 | -6.1 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 695 | 937 | 1,213 | 1,294 | 1,184 | -8.5 |
| 包括利益（百万円） | 709 | 921 | 1,186 | 1,278 | 1,223 | -4.3 |
| 純資産額（百万円） | 8,089 | 8,615 | 9,510 | 10,313 | 10,935 | 6.0 |
| 総資産額（百万円） | 10,314 | 11,217 | 12,257 | 12,875 | 13,590 | 5.6 |
各指標の増減について
売上高は前期比0.1％増とほぼ横ばいでしたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ6.1％減、8.5％減と減少しました。これは、社員の積極採用及び給与水準の引き上げ並びに情報化投資など体質強化に向けた先行投資が影響しています。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月期 | 2026年3月期 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 連結売上高（百万円） | 17,357 | 20,630 | 18.8 |
| 連結営業利益（百万円） | 1,719 | 2,060 | 19.9 |
| 非金融分野比率（％） | 33.5 | 30.0 | -10.4 |
| エンドユーザー取引比率（％） | 30.0 | 30.0 | 0.0 |
| DX案件売上高比率（％） | 20.3 | 25.0 | 23.2 |
| ROE（％） | 11.1 | 12.0 | 8.1 |
見通しの増減について
今後の見通しとして、連結売上高と連結営業利益はそれぞれ18.8％、19.9％の増加が見込まれています。これは、主力の受託開発事業の拡大とDX案件の積極的受注が寄与する見込みです。一方、非金融分野比率は10.4％減少する見込みですが、エンドユーザー取引比率は30.0％で維持される見通しです。
まとめ
当社グループは、システム・ライフサイクル全体にわたる高付加価値ソリューションを提供することで、安定した成長を目指しています。2024年3月期の業績はほぼ横ばいでしたが、今後の見通しは明るく、特にDX案件の積極的受注が期待されます。全体として、現状はやや不調ですが、今後の成長が見込まれるため、投資家にとっては注目すべき企業と言えるでしょう。
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