| 企業名 | 株式会社ダイフク |
|---|---|
| URL | https://www.daifuku.com/jp/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 31865.0 |
| 所在地 | 大阪市西淀川区御幣島３丁目２番１１号 |
企業概要
株式会社ダイフクは、マテリアルハンドリングシステムや洗車機の製造販売を行う企業です。主な事業は、物流システム、半導体・液晶生産ライン向けシステム、自動車生産ライン向けシステム、空港向けシステムなどです。
各事業の内容と状況
ダイフクは、以下の主要な事業を展開しています。
- 一般製造業・流通業向けシステム: 自律走行搬送ロボットを活用したピース搬送システムなどを提供。
- 半導体・液晶生産ライン向けシステム: 高い信頼性と消費電力削減を追求した搬送・保管システムを開発。
- 自動車生産ライン向けシステム: 台車けん引式のAGVを活用した柔軟な生産ラインを提供。
- 空港向けシステム: RFIDを活用したバゲージトレイシステムや自立走行型AGVを提供。
- 洗車機: フルサービスSS向けの新型洗車機を開発。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
|---|---|
| 株式会社ダイフク | 3509 |
| コンテックグループ | 487 |
| Daifuku North America, Inc.グループ | 4723 |
| Clean Factomation, Inc. | 931 |
| 大福自動搬送設備（蘇州）有限公司 | 254 |
| その他 | 3167 |
| 合計 | 13071 |
関連企業
ダイフクグループには、以下の主要な関連企業があります。
- 株式会社コンテック
- Daifuku North America, Inc.
- Clean Factomation, Inc.
- 大福自動搬送設備（蘇州）有限公司
業績
| 指標 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,019億円 | 6,114億円 | 1.6% |
| 経常利益 | 597億円 | 642億円 | 7.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 412億円 | 454億円 | 10.2% |
| 包括利益 | 535億円 | 604億円 | 12.8% |
各指標の増減について
売上高は1.6%増加し、過去最高を更新しました。経常利益は7.4%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益も10.2%増加しました。これらの増加は、原材料・人件費高騰に伴うコスト増加分の価格転嫁が進展したことが主な要因です。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月期 | 2024年12月期予想 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 6,203億円 | 5,750億円 | -7.3% |
| 売上高 | 6,114億円 | 5,500億円 | -10.1% |
| 営業利益 | 620億円 | 520億円 | -16.1% |
| 経常利益 | 642億円 | 535億円 | -16.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 454億円 | 390億円 | -14.1% |
見通しの増減について
2024年12月期の業績予想では、受注高が7.3%減少し、売上高も10.1%減少する見込みです。これは、半導体関連の一時的な投資抑制が続くことが主な要因です。しかし、自動車産業のxEV関連投資や空港における自動化投資の回復が期待されています。
まとめ
株式会社ダイフクは、物流システムや半導体・液晶生産ライン向けシステムなど、多岐にわたる事業を展開しています。2024年3月期の業績は好調で、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高を更新しました。しかし、2024年12月期の見通しでは、半導体関連の投資抑制が影響し、業績の減少が予想されています。今後の成長には、自動車産業や空港向けシステムの需要回復が鍵となるでしょう。
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