2024-06-24有価証券報告書 新東工業株式会社

企業名 新東工業株式会社
URL https://www.sinto.co.jp/
業種 機械
決算日 3月31日
資本金(百万円) 5752.0
所在地 名古屋市中村区名駅三丁目28番12号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、表面処理、鋳造、環境、搬送、特機などの設備装置及び部分品の製造販売を行っています。国内外に多くの子会社と関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。

各事業の内容と状況

当社の事業は以下の6つのセグメントに分かれています。

  • 表面処理事業: ショットブラストマシンやエアーブラストマシンなどを製造販売しています。国内外の子会社が製造販売を行っています。
  • 鋳造事業: 鋳型造型装置や中子造型装置などを製造販売しています。国内外の子会社が製造販売を行っています。
  • 環境事業: 集塵装置や脱臭装置などを製造販売しています。国内外の子会社が製造販売を行っています。
  • 搬送事業: 昇降装置や段差解消機などを製造販売しています。国内外の子会社が製造販売を行っています。
  • 特機事業: 有機ELパネル製造装置やハンドリングロボットなどを製造販売しています。国内外の子会社が製造販売を行っています。
  • その他: 機械設計や福利厚生などの事業を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
表面処理事業 1407
鋳造事業 1493
環境事業 290
搬送事業 181
特機事業 358
その他 73
全社(共通) 161
合計 3963

提出会社の従業員数は1683人で、平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は17.3年、平均年間給与は6248千円です。

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

  • 株式会社メイキコウ(搬送及び特機)
  • 新東エンジニアリング株式会社(機械設計)
  • 東寿興産株式会社(福利厚生等)
  • 新東ブイセラックス株式会社(表面処理及び特機)
  • 株式会社シーエフエス(表面処理、鋳造及び特機)
  • 藤和電気株式会社(鋳造)
  • 新東エスプレシジョン株式会社(特機)
  • シントーヨーロッパ社(欧州子会社の管理・運営)
  • ハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社(鋳造)
  • オメガシントー社(鋳造)
  • シントーアメリカ社(米国子会社の管理・運営)
  • ロバーツシントー社(表面処理、鋳造及び搬送)

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高(百万円) 106381 115495 8.6
経常利益(百万円) 3951 7510 90.1
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 6187 8706 40.7
包括利益(百万円) 4187 17604 320.4
純資産額(百万円) 111755 127140 13.8
総資産額(百万円) 171367 187963 9.7
1株当たり純資産額(円) 2020.43 2301.09 13.9
1株当たり当期純利益(円) 117.93 166.23 41.0
自己資本比率(%) 61.7 64.1 3.9
自己資本利益率(%) 5.9 7.7 30.5
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 5491 5937 8.1
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) -1623 -744 -54.2
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) -7092 -3025 -57.3
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) 40658 43579 7.2

各指標の増減について

売上高は8.6%増加し、115,495百万円となりました。これは、半導体産業や電子業界向けの需要が堅調に推移したためです。経常利益は90.1%増加し、7,510百万円となりました。これは、原材料高騰に伴う価格改定や付加価値提案の推進が功を奏したためです。親会社株主に帰属する当期純利益は40.7%増加し、8,706百万円となりました。包括利益は320.4%増加し、17,604百万円となりました。これは、為替差益や投資有価証券の評価益が寄与したためです。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月(予想) 当期比(%)
売上高(百万円) 115495 120000 3.9
経常利益(百万円) 7510 8000 6.5
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 8706 9000 3.4

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は3.9%増加し、120,000百万円を見込んでいます。これは、半導体産業や電子業界向けの需要が引き続き堅調に推移することを期待しています。経常利益は6.5%増加し、8,000百万円を見込んでいます。親会社株主に帰属する当期純利益は3.4%増加し、9,000百万円を見込んでいます。

まとめ

当社の業績は、半導体産業や電子業界向けの需要が堅調に推移したことにより、売上高や利益が大幅に増加しました。今後もこの傾向が続くことを期待しています。特に、原材料高騰に伴う価格改定や付加価値提案の推進が功を奏し、経常利益が大幅に増加しました。今後も引き続き、効率化や新技術の導入を進め、持続的な成長を目指していきます。


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