2024-06-24有価証券報告書 三洋化成工業株式会社

企業名 三洋化成工業株式会社
URL https://www.sanyo-chemical.co.jp/
業種 化学
決算日 3月31日
資本金(百万円) 13051.0
所在地 京都市東山区一橋野本町11-1







有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は、生活・健康産業関連分野、石油・輸送機産業関連分野、プラスチック・繊維産業関連分野、情報・電気電子産業関連分野、環境・住設産業関連分野など、多岐にわたる製品の製造・販売を行っています。特に高吸水性樹脂や潤滑油添加剤、界面活性剤などが主力製品です。

各事業の内容と状況

企業は以下の5つの主要分野で事業を展開しています。

  • 生活・健康産業関連分野: 洗剤やヘアケア製品用の界面活性剤、高吸水性樹脂などを製造・販売。
  • 石油・輸送機産業関連分野: 自動車シート用ポリウレタンフォーム原料、潤滑油添加剤などを製造・販売。
  • プラスチック・繊維産業関連分野: 永久帯電防止剤、顔料分散剤、繊維用薬剤などを製造・販売。
  • 情報・電気電子産業関連分野: 複写機やプリンター用トナーバインダー、アルミ電解コンデンサ用電解液などを製造・販売。
  • 環境・住設産業関連分野: 廃水処理用高分子凝集剤、ポリウレタン断熱材の原料などを製造・販売。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
1297 41.3 16.6 7430

従業員数は1297人で、平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は16.6年、平均年間給与は743万円です。

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

  • SDPグローバル㈱: 高吸水性樹脂の製造販売。
  • サンノプコ㈱: 紙パルプ薬剤、塗料用薬剤、各種工業用薬剤等の製造販売。
  • サンケミカル㈱: ポリウレタンフォーム原料等の製造。
  • サンアプロ㈱: 特殊触媒等の製造販売。
  • 三洋化成ロジスティクス㈱: 運送・倉庫業。

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高 (百万円) 174,973 159,510 -8.8
営業利益 (百万円) 8,123 4,886 -39.8
経常利益 (百万円) 9,918 8,186 -17.5
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 5,684 -8,501 -249.6
包括利益 (百万円) 5,725 -3,399 -159.4

各指標の増減について

売上高は前期比8.8%減少し、159,510百万円となりました。営業利益は39.8%減少し、4,886百万円、経常利益は17.5%減少し、8,186百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は大幅な減少を示し、-8,501百万円となりました。これは、子会社の減損損失や事業構造改革費用の計上が主な要因です。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予想 当期比(%)
売上高 (百万円) 159,510 145,000 -9.1
営業利益 (百万円) 4,886 8,000 +63.7
経常利益 (百万円) 8,186 9,500 +16.0
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) -8,501 2,500 +129.4

見通しの増減について

2025年3月期の売上高は145,000百万円と予想され、前期比9.1%の減少が見込まれています。しかし、営業利益は63.7%増加し、8,000百万円、経常利益は16.0%増加し、9,500百万円と予想されています。親会社株主に帰属する当期純利益は2,500百万円と予想され、大幅な改善が見込まれています。

まとめ

この企業は、生活・健康産業関連分野や石油・輸送機産業関連分野など、多岐にわたる事業を展開しています。2024年3月期の業績は減少傾向にありましたが、今後の見通しでは営業利益や経常利益の増加が期待されています。特に、事業構造改革や高付加価値製品の拡販が収益改善の鍵となるでしょう。全体として、現状は厳しいものの、将来的には改善の余地があると評価できます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。