2024-06-24有価証券報告書 グローリー株式会社

企業名 グローリー株式会社
URL https://www.glory.co.jp/
業種 機械
決算日 3月31日
資本金(百万円) 12892.0
所在地 姫路市下手野一丁目3番1号







有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(グローリー株式会社)、子会社100社及び関連会社7社により構成されており、主に「金融市場」「流通・交通市場」「遊技市場」「海外市場」の4つのセグメントに対し、通貨処理機・セルフサービス機器の製造・販売・保守、電子決済サービス、生体認証ソリューション、ロボットSI等の提供を行っております。

各事業の内容と状況

当社グループは、以下の4つのセグメントに分かれて事業を展開しています。

  • 金融市場: 銀行や金融機関向けの通貨処理機器の製造・販売・保守を行っています。主要製品には「オープン出納システム」や「紙幣硬貨入出金機」があります。
  • 流通・交通市場: 小売業や交通機関向けの通貨処理機器の製造・販売・保守を行っています。主要製品には「レジつり銭機」や「売上金入金機」があります。
  • 遊技市場: パチンコ店などの遊技施設向けの通貨処理機器の製造・販売・保守を行っています。主要製品には「カードシステム」があります。
  • 海外市場: 海外の金融機関や小売業向けに通貨処理機器の製造・販売・保守を行っています。主要製品には「紙幣硬貨入出金機」があります。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
金融市場 1,811 309
流通・交通市場 1,900 269
遊技市場 557 92
海外市場 6,909 478
その他 221 71
合計 11,398 1,219

提出会社の従業員数は3,468人で、平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は20.6年、平均年間給与は7,461,712円です。

関連企業

当社の主要な関連企業には以下のものがあります。

  • グローリープロダクツ株式会社(金融市場、流通・交通市場、遊技市場、海外市場、その他)
  • グローリーナスカ株式会社(遊技市場)
  • 北海道グローリー株式会社(金融市場、流通・交通市場、その他)
  • 光栄電子工業(蘇州)有限公司(海外市場)
  • GLORY (PHILIPPINES), INC.(海外市場)
  • Sitrade Italia S.p.A.(海外市場)
  • Glory Global Solutions Ltd.(海外市場)

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高(百万円) 255,857 372,478 45.6
経常利益(百万円) △2,720 48,438 1,880.4
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) △9,538 29,674 411.1
包括利益(百万円) 3,362 52,061 1,448.3
純資産額(百万円) 195,984 228,746 16.7
総資産額(百万円) 381,273 467,072 22.5
1株当たり純資産額(円) 3,474.76 4,097.32 17.9
1株当たり当期純利益(円) △167.02 533.62 419.5
自己資本比率(%) 50.7 48.8 -3.7
自己資本利益率(%) △4.8 14.1 393.8
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) △16,486 41,854 354.0
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) △9,364 △33,577 -258.5
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 8,526 △13,957 -263.7
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) 36,693 35,173 -4.1

各指標の増減について

売上高は前期比45.6%増の372,478百万円となり、経常利益も大幅に増加しました。これは、半導体不足の解消や新紙幣発行に伴う製品の更新・改造作業が寄与したためです。親会社株主に帰属する当期純利益も大幅に増加し、29,674百万円となりました。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月予測 当期比(%)
売上高(百万円) 372,478 400,000 7.4
経常利益(百万円) 48,438 50,000 3.2
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 29,674 30,000 1.1

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は400,000百万円、経常利益は50,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は30,000百万円を予測しています。これらの増加は、新たな収益源の獲得やコア事業の収益拡大、経営マネジメントの強化が寄与する見込みです。

まとめ

当社の業績は、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに大幅に増加し、過去最高を更新しました。今後も新たな収益源の獲得やコア事業の収益拡大を目指し、さらなる成長が期待されます。現状と見通しを踏まえると、当社の業績は好調であり、今後も安定した成長が見込まれます。


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