企業名 | 株式会社フジミインコーポレーテッド |
---|---|
URL | https://www.fujimiinc.co.jp/ |
業種 | ガラス・土石製品 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 4753.0 |
所在地 | 清須市西枇杷島町地領2丁目1番地1 |
企業概要
本記事で紹介する企業は、2024年3月期の有価証券報告書を用いて、その内容と重要ポイントを解説します。本企業は、グローバルに事業を展開し、主に研磨材等を製造・販売しています。
各事業の内容と状況
主要事業としては以下が挙げられます:
- シリコン事業: 半導体基板となるシリコンウェハーを高精度に平坦・鏡面化する研磨材の製造販売を行っています。
- CMP事業: 半導体デバイスの製造工程で用いられる研磨材の開発と販売を行っています。
- ディスク事業: ハードディスク用基板の製造工程に用いられる研磨材を提供しています。
- 溶射材事業: 機械部材の長寿命化・高機能化のための溶射材を開発・販売しています。
今期は半導体需要の低迷や原材料費の上昇の影響を受け、全体的な売上は減少しましたが、特定の分野では引き続き成長が見られました。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | (臨時雇用者数) |
---|---|---|
日本 | 701 | (231) |
北米 | 122 | (4) |
アジア | 193 | (1) |
欧州 | 4 | (2) |
全社(共通) | 90 | (24) |
合計 | 1110 | (262) |
平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は13.7年、平均年間給与は8,151,498円というデータが示されています。労働環境は円満であり、労使関係は良好です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです:
- FUJIMI CORPORATION: 米国オレゴン州で研磨材の製造・販売を行っている子会社。
- FUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.: マレーシアで研磨材の製造・販売を行っている子会社。
- FUJIMI EUROPE GmbH: ドイツに拠点を置く子会社。
- FUJIMI TAIWAN LIMITED: 台湾に拠点を置く特定子会社。
業績
年度 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 純利益(百万円) |
---|---|---|---|
2020年3月 | 38,408 | 6,177 | 4,270 |
2021年3月 | 41,956 | 7,709 | 5,607 |
2022年3月 | 51,731 | 12,490 | 9,156 |
2023年3月 | 58,394 | 13,595 | 10,594 |
2024年3月 | 51,423 | 8,958 | 6,499 |
各指標の増減について
年度ごとの数値を分析すると、特に2023年から2024年にかけて売上高が11.9%減少し、経常利益は34.1%減、純利益も38.6%減少していることが分かります。この減少は、半導体市場の低迷や原材料価格の上昇が主な要因です。
今後の見通し
年度 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 純利益(百万円) | 当期比(%) |
---|---|---|---|---|
2023年 | 58,394 | 13,595 | 10,594 | — |
2024年(見通し) | 53,000 | 9,500 | 7,000 | -8.1% |
見通しの増減について
次期も市場環境が厳しいと予想されるため、売上高や利益の減少が見込まれています。ただし、今後の市場回復や新製品の投入により、業績の回復が期待されています。
まとめ
今回の有価証券報告書の分析を通じて、企業の現状や将来の見通しを把握することができました。この企業は、厳しい市場環境にもかかわらず、研究開発や新規事業の創出に積極的に取り組んでおり、将来の成長が期待されます。投資家としては、今後の市場動向や企業の戦略に注目しつつ、長期的な視点での投資判断が重要です。
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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。