| 企業名 | ヒロセ電機株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.hirose.com/corporate/ja/ |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 9404.0 |
| 所在地 | 横浜市都筑区中川中央２－６－３ |
企業概要
当社グループは、19社の子会社で構成され、多岐にわたるコネクタおよび電子部品の製造・販売を行っています。主力製品は多極コネクタと同軸コネクタで、スマートフォン、通信機器、自動車、産業用機器など幅広い用途に供給しています。特に技術革新を推進し、高付加価値な製品開発を目指しています。
各事業の内容と状況
多極コネクタ
多極コネクタは、丸形、角形、リボンケーブル用、プリント基板用など多品種にわたります。主にスマートフォン、通信機器、自動車、FA機器、医療機器に使用され、高度情報通信ネットワーク化社会の進展とともに需要が拡大しています。当期の売上収益は1,485億12百万円（前年比10.4％減）でした。
同軸コネクタ
同軸コネクタは高周波信号の接続に使用され、スマートフォンやパソコン、無線LAN、Bluetooth通信、GPSアンテナ接続などに広く使われています。当期の売上収益は116億76百万円（前年比0.2％減）でしたが、営業利益は33億1百万円（前年比14.2％増）となりました。
その他
その他の製品にはマイクロスイッチ類やコネクタ用治工具があります。当期の売上収益は53億21百万円（前年比7.2％減）、営業利益は7億28百万円（前年同期比20.0％増）でした。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（人） |
|---|---|
| 多極コネクタ | 2,258（158） |
| 同軸コネクタ | 219（12） |
| その他 | 489（2） |
| 全社（共通） | 1,688（94） |
| 合計 | 4,654（266） |
注：従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は（ ）内に年間の平均人員を外数で記載しています。
関連企業
当社の関連企業として以下の企業があります：
- 東北ヒロセ電機㈱
- 郡山ヒロセ電機㈱
- ヒロセエレクトリック(U.S.A.)INC.
- ヒロセエレクトリックヨーロッパB.V.
- 広瀬電機（東莞）有限公司
- ヒロセエレクトリックマレーシアSdn.Bhd.
業績
| 項目 | 当期 | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上収益 | 165,509百万円 | -9.7% |
| 営業利益 | 340億17百万円 | -27.2% |
| 税引前利益 | 387億61百万円 | -20.2% |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 264億80百万円 | -23.6% |
各指標の増減について
当期の業績は前年に比べて全体的に減少しました。これは主に原材料・物流コストの増加、スマートフォン、産業用機器市場での売上低迷が原因です。ただし同軸コネクタの営業利益は増加しました。
今後の見通し
| 項目 | 数値(予測) | 当期比(%) |
|---|---|---|
| 売上収益 | 180,000百万円 | +8.7% |
| 営業利益 | 400億円 | +17.6% |
| 税引前利益 | 450億円 | +16.1% |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 300億円 | +13.3% |
見通しの増減について
来期の予測では、自動車市場向けビジネスの堅調な推移に加え、産業用機器市場の回復が期待されています。新製品の投入とグローバル展開の強化も見込んでおります。
まとめ
当社グループの現在の業績は減少傾向にありますが、自動車市場向けビジネスの強化や新製品の開発、グローバル展開の推進によって改善が見込まれます。来期の見通しは良好であり、特に自動車市場向けの成長が期待されています。このため、当社の今後の業績は好調に転じる可能性が高いと予測します。
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