| 企業名 | タツタ電線株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.tatsuta.co.jp/ |
| 業種 | 非鉄金属 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 6676.0 |
| 所在地 | 東大阪市岩田町２丁目３番１号 |
企業概要
当社グループは、電線・ケーブル事業、電子材料事業、センサー＆メディカル事業、環境分析事業など、幅広い分野で事業を展開しています。近年ではIoTやロボット、車載機器、医療機器向けなど、新しい分野にも積極的に取り組んでいます。
各事業の内容と状況
電線・ケーブル事業では、インフラ向けや産業用機械向けの電線製造・販売を行っています。電子材料事業では機能性フィルムや導電性ペーストの製造・販売、また環境分析事業では水質・大気の測定分析を行っています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時雇用者数(人) |
|---|---|---|
| 電線・ケーブル事業 | 584 | 65 |
| 電子材料事業 | 266 | 27 |
| その他 | 114 | 40 |
| 全社(共通) | 86 | 6 |
| 合計 | 1050 | 138 |
関連企業
関連企業として、中国電線工業株式会社、タツタ立井電線株式会社などがあり、これらは主に電線・ケーブル事業を担当しています。一部の製品の委託加工や資金の貸し付けが行われています。
業績
| 項目 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 61,476 | 64,119 | 4.3 |
| 営業利益 (百万円) | 1,701 | 2,547 | 49.7 |
| 経常利益 (百万円) | 1,864 | 2,688 | 44.2 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 967 | 1,765 | 82.4 |
各指標の増減について
売上高はインフラ電線分野の増販や原材料価格の見直しが寄与し、4.3%の増加となりました。営業利益は、徹底したコスト削減と品種構成の改善が功を奏し、49.7%の大幅な増益を実現しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、ファインワイヤ事業 成長によって82.4%の増加となりました。
今後の見通し
| 項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期(予想) | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 64,119 | 68,500 | 6.8 |
| 営業利益 (百万円) | 2,547 | 3,000 | 17.8 |
| 経常利益 (百万円) | 2,688 | 3,200 | 19.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 1,765 | 2,200 | 24.7 |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、電線・ケーブル事業の需要増加に伴い、売上高は6.8%の増加が見込まれています。また、機能性フィルムの開発による新市場の拡大が期待され、営業利益は17.8％、経常利益は19.0％の増加が予想されています。親会社株主に帰属する当期純利益もOEM製品の販売拡大により、24.7%増加する見通しです。
まとめ
総じて、当社の現状と見通しは好調です。電線・ケーブル事業や電子材料事業の積極的な展開で売上と利益の増加が見込まれています。また、継続的なコスト削減と効率化が実現しているため、将来的にも安定した成長が期待されます。今後も投資先として注目する価値があると言えるでしょう。
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