| 企業名 | 荒川化学工業株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.arakawachem.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 3343.0 |
| 所在地 | 大阪市中央区平野町一丁目３番７号 |
企業概要
荒川化学工業株式会社は、主に化学製品の製造・販売を行う企業です。光硬化型樹脂や熱硬化型樹脂、印刷インキ用樹脂などの機能性コーティング製品、紙力増強剤やサイズ剤などの製紙関連製品、そして水素化石油樹脂や粘着・接着剤用樹脂などを取り扱う事業を展開しています。
各事業の内容と状況
荒川化学工業株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです：
- 機能性コーティング事業：スマートフォンやディスプレイ関連分野での樹脂材料。
- 製紙・環境事業：紙力増強剤やサイズ剤、紙用機能性コーティング剤。
- 粘接着・バイオマス事業：水素化石油樹脂、粘着・接着剤用樹脂、バイオマス素材の開発。
- ファイン・エレクトロニクス事業：精密部品洗浄剤や半導体関連材料。
従業員について
| セグメント | 従業員数(名) |
|---|---|
| 機能性コーティング事業 | 388 |
| 製紙・環境事業 | 407 |
| 粘接着・バイオマス事業 | 485 |
| ファイン・エレクトロニクス事業 | 354 |
| その他事業 | 34 |
| 合計 | 1668 |
関連企業
| 企業名 | 所在地 | 主要な事業 |
|---|---|---|
| 広西梧州荒川化学工業有限公司 | 中国 梧州市 | 製紙・環境、粘接着・バイオマス |
| 荒川ケミカルベトナム社 | ベトナム バリア・ブンタウ省 | 製紙・環境 |
| 南通荒川化学工業有限公司 | 中国 南通市 | 機能性コーティング、製紙・環境、ファイン・エレクトロニクス |
業績
| 年次 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 79,431 | 72,222 | -9.1% |
| 経常利益(百万円) | △2,687 | △2,412 | +10.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純損失(百万円) | △4,941 | △1,042 | +78.9% |
各指標の増減について
売上高は前期比9.1%減少しましたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純損失はそれぞれ10.2%、78.9%改善しました。この背景には、スマートフォンの需要回復と高付加価値製品の拡販、そしてコスト削減策が影響しています。
今後の見通し
| 年次 | 2024年3月(予想) | 2025年3月(目標) | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 82,000 | 90,000 | +9.8% |
| 営業利益(百万円) | 2,000 | 3,500 | +75.0% |
| 当期純利益(百万円) | 1,800 | 2,100 | +16.7% |
見通しの増減について
売上高、営業利益、純利益ともに増加が予測されており、特に新規事業の成長と既存事業の収益性改善が鍵となります。また、水素化石油樹脂やファインケミカル製品など高付加価値製品の需要増加も見込まれます。
まとめ
荒川化学工業株式会社は、現状の経営環境において苦境に立たされることもありますが、主力事業や新規事業の成長が期待されています。特に高付加価値製品の需要増加と収益性の改善に注力し、持続可能な成長を目指しています。今後の見通しに明るい要素が多いことから、投資家は注目を続けるべきです。
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