| 企業名 | 富士急行株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.fujikyu.co.jp/ |
| 業種 | 陸運業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 9126.0 |
| 所在地 | 富士吉田市上吉田二丁目５番１号 |
企業概要
この企業は、運輸、不動産、レジャー・サービス業など多岐にわたる事業を展開しており、地域社会の開発と発展のために活動しています。35社の連結子会社と3社の持分法適用関連会社があり、相互に協力しながら事業を推進しています。
各事業の内容と状況
企業は以下の3つの主要セグメントから成り立っています。
運輸業
運輸業では、鉄道やバス、タクシーなどを運営し、地域に密着した生活の足や観光アクセスを提供しています。具体的には、富士山麓電気鉄道や富士急バスなどが活動し、特にバス事業ではEVバスの導入や自動運転EVバスの実証実験を行っています。
不動産業
不動産業では、別荘地の開発や建物賃貸を行っています。山中湖畔別荘地や十里木高原別荘地の分譲・販売が中心です。また、賃貸事業では各地で大規模なビルの賃貸を行い、安定収益を確保しています。
レジャー・サービス業
レジャー・サービス業では、富士急ハイランドなどの遊園地、ホテル、ゴルフ場、スキー場などを運営しています。富士急ハイランドは多くの来場者を迎え、住宅型リゾート施設の運営も行っています。富士急マリンリゾートなどの船舶事業も含まれます。
従業員について
| セグメント | 従業員数(人) |
|---|---|
| 運輸業 | 821 |
| 不動産業 | 28 |
| レジャー・サービス業 | 663 |
| その他 | 138 |
| 全社(共通) | 77 |
| 合計 | 1727 |
関連企業
関連企業として、富士山麓電気鉄道、富士急バス、富士急ハイランド、㈱ピカなどがあります。これらの企業は各セグメントにおいて重要な役割を果たしています。
業績
| 指標 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比 (%) |
|---|---|---|---|
| 営業収益 (千円) | 429,245,09 | 507,015,28 | 18.1 |
| 経常利益 (千円) | 40,074,52 | 79,362,80 | 98.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 23,186,98 | 45,715,94 | 97.2 |
| 包括利益 (千円) | 27,324,91 | 63,729,80 | 133.3 |
各指標の増減について
営業収益および経常利益の増加は、国内外観光客の増加と社会経済活動の回復による消費の拡大が主な要因です。また、積極的な営業活動と計画的な設備投資が功を奏しました。親会社株主に帰属する当期純利益の増加も同様の要因によるものです。
今後の見通し
| 指標 | 2023年度 (実績) | 2025年度 (計画) | 当期比 (%) |
|---|---|---|---|
| 営業収益 (億円) | 429.24 | 507.00 | 18.1 |
| 経常利益 (億円) | 40.07 | 63.00 | 57.2 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (億円) | 23.18 | 38.00 | 63.9 |
見通しの増減について
観光需要の回復や、新たな観光資源の活用が今後の収益増に寄与すると見込まれています。また、AI技術など先端技術を活用することにより、運輸業やレジャー・サービス業の利便性向上が期待されています。
まとめ
この企業は、運輸業、不動産業、レジャー・サービス業を中心に多角的な事業を展開しており、現状では好調な業績を維持しています。特に、国内外の観光客の増加や社会経済活動の回復が寄与しています。今後も積極的な営業活動と設備投資を継続し、安定した成長が期待されます。
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