2024-06-20有価証券報告書 オリンパス株式会社

企業名 オリンパス株式会社
URL https://www.olympus.co.jp/
業種 精密機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 124643.0
所在地 八王子市石川町2951番地







有価証券報告書の解説

企業概要

オリンパス株式会社は、医療機器を中心に事業展開している日本の大手企業です。特に内視鏡分野においては世界的なリーダーとして知られており、消化器内視鏡、外科内視鏡、治療機器などの製造・販売を行っています。また、関連企業との協業を通じた事業拡張や、グローバルな市場展開を積極的に進めています。

各事業の内容と状況

オリンパスの事業は主に内視鏡、治療機器、その他の三つに分かれています。

内視鏡事業

内視鏡分野では消化器内視鏡、外科内視鏡、医療サービスが含まれます。最新の内視鏡システム「EVIS X1」が欧州、アジア、日本、そして米国・中国で販売されています。

治療機器事業

治療機器分野では消化器科処置具、泌尿器科製品、呼吸器科製品などが含まれ、北米、欧州、アジア・オセアニアでの拡販が進んでいます。また、新たなデバイスやエネルギージェネレーターの導入も展開されています。

その他事業

生体材料や整形外科用器具などの製品を扱い、新規事業の研究開発や探索活動を継続しています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
内視鏡 729
治療機器 361
その他 2
本社管理部門 1742
合計 2834

従業員の平均年齢は43.18歳、平均勤続年数は13.63年、平均年間給与は1041.683万円です。

関連企業

オリンパス株式会社は複数の子会社と関連会社を持ち、グローバルな展開を行っています。主要な関連企業としては、オリンパスメディカルシステムズ、オリンパスマーケティング、Olympus America Inc.、Olympus Europa SE & Co. KGなどがあります。

業績

2023年3月期 2024年3月期 増減率
売上高 881,923 936,210 6.2%
税引前利益 182,294 35,854 80.3%
親会社の所有者に帰属する当期利益 143,432 242,566 69.1%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で6.2%増加しましたが、税引前利益は80.3%減少しました。これは品質改善プログラムに伴う費用増加と一部製品のリコールが影響しているためです。一方、親会社の所有者に帰属する当期利益は69.1%増加しましたが、これは一時的な要因によるものです。

今後の見通し

2024年3月期 2025年3月期予想 増減率
売上高 936,210 980,000 4.7%
税引前利益 35,854 40,000 11.6%
親会社の所有者に帰属する当期利益 242,566 250,000 3.1%

見通しの増減について

今後の売上高は4.7%増加すると予想されており、税引前利益も11.6%の増加が見込まれます。品質改善に注力した結果、製品不良のリスクが低減されるため、収益性の改善が期待されています。

まとめ

オリンパス株式会社は、内視鏡事業と治療機器事業を中心に堅調な成長を続ける一方、品質改善や新規開発への投資も積極的に行っています。直近の財務ガイダンスでは、売上高と収益性の向上を重点的に図る方針を示しており、今後の業績については期待が持てます。ただし、一部製品のリコールや市場環境の変動に対する影響も注視する必要があります。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.2 小野薬品工業株式会社
No.3 エムケー精工株式会社
No.4 オムロン株式会社
No.5 大塚ホールディングス株式会社
No.6 EIZO株式会社
No.7 日本ライフライン株式会社
No.8 マクセル株式会社
No.9 フクダ電子株式会社
No.10 日本光電工業株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。