2024-06-19有価証券報告書 芝浦メカトロニクス株式会社

企業名 芝浦メカトロニクス株式会社
URL https://www.shibaura.co.jp/
業種 電気機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 6761.0
所在地 横浜市栄区笠間二丁目5番1号







有価証券報告書の解説

企業概要

本記事では、投資初心者の方にも理解しやすいように、有価証券報告書の重要な部分を解説します。報告書は企業の現状や今後の見通しを把握する上で重要な資料です。具体的には、企業の概要、各事業の内容と状況、従業員の情報、関連企業、業績、今後の見通しについて見ていきます。

各事業の内容と状況

この企業グループは、半導体製造装置、FPD製造装置(Flat Panel Display)、真空応用装置、レーザ応用装置、自動券売機など様々な装置の製造と販売を行っています。子会社を通じて、メンテナンスサービスや工場建物等の維持管理サービスも提供しています。

各事業部門の主要製品と担当会社:

  • ファインメカトロニクス:半導体製造装置、FPD製造装置(洗浄装置、エッチング装置、現像装置など)、レーザ応用装置、真空ポンプ等(担当会社:当社、芝浦エレテック㈱)
  • メカトロニクスシステム:半導体製造装置、FPD製造装置、真空応用装置、二次電池製造装置、太陽電池製造装置(担当会社:当社、芝浦プレシジョン㈱)
  • 流通機器システム:自動販売機、自動券売機等(担当会社:芝浦自販機㈱)
  • 不動産賃貸:不動産賃貸及び管理業務等(担当会社:当社)

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
611 44.7 20.4 8,870,326

なお、従業員の労働組合には芝浦メカトロニクス労働組合があり、349名が加盟しています。労使関係については特に問題は報告されていません。

関連企業

主要な連結子会社について:

  • 芝浦エレテック㈱(ファインメカトロニクス):神奈川県横浜市栄区、資本金100百万円
  • 芝浦自販機㈱(流通機器システム):福井県小浜市、資本金300百万円
  • 芝浦プレシジョン㈱(メカトロニクスシステム):神奈川県平塚市、資本金100百万円

その他、アメリカ、中国、台湾、韓国にも関連企業が存在し、グローバルな事業展開を行っています。

業績

指標 単位 第114期 第115期 前期比(%)
売上高 百万円 61,001 67,556 10.7%
経常利益 百万円 10,514 11,611 10.4%
親会社株主に帰属する当期純利益 百万円 9,198 8,793 -4.4%

各指標の増減について

売上高と経常利益はともに前年同期比で約10%増加しました。特に半導体分野の売上増が大きく寄与しました。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益は若干の減少を示しました。これは主に、前連結会計年度において繰延税金資産の追加計上(915百万円)があったことの影響です。

今後の見通し

指標 単位 当期 次期見通し 当期比(%)
売上高 百万円 67,556 70,000 3.6%
経常利益 百万円 11,611 12,500 7.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 百万円 8,793 9,200 4.6%

見通しの増減について

今後の見通しは、売上高、経常利益、当期純利益のいずれも増加を見込んでいます。特に半導体分野や流通機器システム部門の需要の高まりが予想されることから、業績向上の期待が高まります。また、新型製品の開発と国内外での販売拡大も計画されています。

まとめ

全体として、この企業は堅調な業績を維持しています。半導体分野や流通機器システム分野での成長が特に目立ち、今後も引き続き成長が期待されます。親会社株主に帰属する当期純利益が若干減少したものの、全体の見通しは好調であり、投資機会として有望だと考えられます。

企業の現状と将来の見通しを踏まえつつ、投資判断を行う際には、個々のリスク要因や市場動向についても十分に考慮しましょう。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。