| 企業名 | 日本郵船株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.nyk.com/ |
| 業種 | 海運業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 144319.0 |
| 所在地 | 千代田区丸の内二丁目３番２号 |
企業概要
当社は、主として定期船、航空運送、物流、不定期専用船、不動産などの事業を展開している総合物流企業です。中核となる海上貨物輸送を中心に、グローバルな物流ネットワークを構築し、多岐にわたるサービスを提供しています。
各事業の内容と状況
定期船事業: 当社および関連会社が運賃、貸船料、コンテナ関連収益を目的として、国際海上貨物輸送を行っています。近年、コロナ禍からの回復に伴い取扱量が増加。
航空運送事業: 輸送需要の回復により、競争力あるサービスを提供。主な関係会社は日本貨物航空株式会社。
物流事業: グローバルに倉庫業や貨物運送取扱業を展開。郵船ロジスティクスが中心となり、多様な物流サービスを提供しています。
不定期専用船事業: 当社は長期契約に基づき、石油およびガスなどのエネルギー資源輸送を行っており、安定収入を確保しています。
不動産業: 関係会社が不動産の賃貸・管理・販売業を行っています。
その他の事業: 客船事業や情報処理サービスなど、幅広い事業を手がけています。
従業員について
| セグメント | 従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
|---|---|---|---|---|
| 定期船事業 | 62 (5) | 39.8歳 | 13.9年 | 13,788,290円 |
| 航空運送事業 | 3 (0) | 35.7歳 | 12.4年 | 11,763,520円 |
| 物流事業 | 2 (0) | 38.5歳 | 15.2年 | 12,146,700円 |
| 不定期専用船事業 | 765 (104) | 42.1歳 | 18.6年 | 14,489,210円 |
関連企業
以下は、主な関連企業の一部です:
- 日本貨物航空株式会社 – 航空運送事業
- 郵船ロジスティクス株式会社 – 物流事業
- OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD. – 定期船事業
業績
| 項目 | 単位 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 百万 | 2,616,066 | 2,387,240 | -8.7% |
| 経常利益 | 百万 | 1,109,790 | 261,341 | -76.5% |
| 純利益 | 百万 | 1,012,523 | 228,603 | -77.4% |
| 自己資本比率 | % | 65.6 | 62.3 | -5.0% |
| ROE | % | 48.3 | 8.9 | -81.6% |
各指標の増減について
売上高の減少は、主にコロナ禍の影響が収束しつつある中で、依然として需要が低迷しているためです。経常利益および純利益の大幅な減少は、市況の変動や燃料価格の高騰が影響しています。
今後の見通し
| 項目 | 2024年3月期実績 | 2025年3月期予測 | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,387,240 | 2,300,000 | -3.7% |
| 経常利益 | 261,341 | 250,000 | -4.3% |
| 純利益 | 228,603 | 220,000 | -3.8% |
| 自己資本比率 | 62.3 | 60.0 | -3.7% |
| ROE | 8.9 | 8.5 | -4.5% |
見通しの増減について
2025年3月期の業績予想では、売上高および利益が微減する見込みです。これは、燃料価格の変動や地政学リスクの影響を考慮したものです。また、自己資本比率およびROEも若干低下する見通しです。
まとめ
当社は多角的な物流事業を展開しており、各事業の多様性がリスクを分散し、安定的な収益を確保しています。現状では、一部事業での収益悪化が目立っていますが、全体としては堅調に推移しています。今後、脱炭素時代に対応するための革新技術導入や新規事業の成長に注力することで、さらなる成長が期待されます。
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