2024-05-24有価証券報告書  株式会社近鉄百貨店

企業名 株式会社近鉄百貨店
URL https://www.d-kintetsu.co.jp/
業種 小売業
決算日 2月末日
資本金(百万円) 15000.0
所在地 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43号





有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は、百貨店業、卸・小売業、内装業、不動産業などの事業を展開しており、以下のセグメントで構成されています: 百貨店業、卸・小売業、内装業、不動産業、その他事業。この企業は、各事業セグメントで独自の戦略を持ちながら、地域社会に貢献し、持続可能な経営を目指しています。

各事業の内容と状況

この企業は多岐にわたる事業を展開しています。それぞれの事業セグメントの概要と現状、今後の見通しについて以下にまとめます。

  • 百貨店業: あべのハルカス近鉄本店の強化や地域中核店・郊外店のタウンセンター化に注力しており、売上高92,480百万円、営業利益2,542百万円と好調に推移しています。
  • 卸・小売業: 輸入車販売が好調だが、サーモン価格の上昇が影響し、売上高13,539百万円、営業利益327百万円と増収減益です。
  • 内装業: 大口工事受注により、売上高3,839百万円、営業利益893百万円と大幅増益です。
  • 不動産業: 賃貸収入により、売上高295百万円、営業利益223百万円と安定しています。
  • その他事業: 運送などの事業を展開しており、売上高3,351百万円、営業利益108百万円です。

従業員について

この企業は、全体で2,103人の従業員が働いています。詳細な従業員情報は以下の表にまとめました。

セグメントの名称 従業員数(人) 従業員数(人)
百貨店業 1,525 (1,320)
卸・小売業 201 (69)
内装業 105 (14)
その他事業 272 (845)
合計 2,103 (2,248)

(注)従業員数の()は臨時雇用者数の年間平均人員です。

関連企業

この企業グループには、親会社として近鉄グループホールディングス㈱があり、主要な連結子会社として㈱近鉄友の会、㈱ジャパンフーズクリエイト、㈱シュテルン近鉄、㈱近創などがあります。

業績

以下に、過去数年間の業績数値をまとめます。

回次 決算年月 売上高(百万円) 経常利益(百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 包括利益(百万円) 純資産額(百万円) 総資産額(百万円) 自己資本比率(%)
第126期 2020年2月 283,466 4,479 3,225 2,882 38,843 130,512 29.8
第127期 2021年2月 218,351 -1,293 -4,949 -4,392 33,643 123,420 27.3
第128期 2022年2月 98,146 -572 -775 -686 33,311 119,384 27.9
第129期 2023年2月 107,848 1,945 1,893 2,085 34,586 118,343 29.2
第130期 2024年2月 113,506 3,864 2,777 3,393 37,317 115,364 32.3

(注)プラスは赤字で表示し、マイナスは青字で表示されます。

各指標の増減について

主な増減要因として、第127期および第128期におけるコロナウイルスの影響が大きく、第129期以降は経済活動の正常化に伴い、売上高や利益が回復傾向にあります。

リスクについて

この企業特有のリスクには以下のものがあります。

  • 経営環境の変動
  • 商品取引に関連するリスク
  • 法律の規制や制度の変更
  • 新規事業におけるリスク
  • 自然災害や火災のリスク
  • 情報システムの機能不全や個人情報の漏洩リスク
  • 資金調達や金利変動のリスク
  • ESG経営への取り組みの遅れ
  • スタンダード市場上場維持基準のリスク

まとめ

総括すると、この企業は2024年2月期において売上高113,506百万円、営業利益3,864百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,777百万円を達成しており、現状は回復傾向にあります。しかし、経済情勢や法律の変更、新規事業のリスクなど複数のリスクに直面しているため、慎重な投資判断が求められます。今後もESG経営の推進と収益力強化に向けた取り組みを続けることで、持続可能な成長を目指している点に注目すべきです。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。