企業名 | 株式会社メディアドゥ |
---|---|
URL | https://mediado.jp/ |
業種 | 情報・通信業 |
決算日 | 2月末日 |
資本金(百万円) | 5909.0 |
所在地 | 千代田区一ツ橋一丁目1番1号 |
企業概要
株式会社メディアドゥは、主に電子書籍の流通事業と戦略投資事業を展開している企業です。同社は、出版社から電子書店までの流通経路における重要な役割を果たし、電子書籍の市場拡大に寄与しています。また、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」というビジョンのもと、様々なコンテンツを多岐にわたるプラットフォームで提供しています。
各事業の内容と状況
メディアドゥの事業は主に「電子書籍流通事業」と「戦略投資事業」の2つに分けられます。
電子書籍流通事業
電子書籍流通事業は、同社の中核事業であり、出版社から電子書店へ電子書籍を取り次ぐ業務を行っています。また、自社で電子書店“まんがセゾン”を運営するなど、電子書籍の利用拡大に貢献しています。
戦略投資事業
戦略投資事業は、電子書籍流通事業に次ぐ新たな収益源として位置づけられ、以下の4つの分野に分かれています。
- インプリント事業:出版プラットフォーム機能の強化を目指し、出版社や小説投稿サイトなどと協力。
- IP・ソリューション事業:ビジネス書の要約サイト運営など、出版市場の活性化に寄与。
- 国際事業:海外市場における出版DXの推進。
- FanTop事業:NFTデジタルコンテンツの利用促進。
従業員について
従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
316 | 35.6 | 5.2 | 6023 |
この表からわかるように、従業員の数は316人で、平均年齢が35.6歳、平均勤続年数が5.2年、平均年間給与が6023千円です。
関連企業
主要な関連企業として、国内外で活躍する以下の子会社があります。
- 株式会社フライヤー:ビジネス書の要約サイト運営。
- アルトラエンタテインメント株式会社:電子コミックのカラーリング事業。
- 株式会社メディアドゥテック徳島:オペレーション業務受託。
- ジャイブ株式会社:書籍・雑誌の企画、編集、出版及び販売。
- 株式会社日本文芸社:書籍・雑誌の企画、編集、出版及び販売。
- 株式会社エブリスタ:小説投稿サイトの運営。
業績
回次 | 決算年月 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 包括利益(百万円) | 純資産額(百万円) |
---|---|---|---|---|---|---|
第21期 | 2020年2月 | 65860 | 1761 | 884 | 1062 | 5838 |
第22期 | 2021年2月 | 83540 | 2720 | 1519 | 1264 | 12169 |
第23期 | 2022年2月 | 104722 | 2783 | 1576 | 1654 | 16912 |
第24期 | 2023年2月 | 101667 | 2291 | 1057 | 1332 | 16772 |
第25期 | 2024年2月 | 94036 | 1990 | △319 | △180 | 16208 |
各指標の増減について
2024年2月期の親会社株主に帰属する当期純利益および包括利益は減少し、各々319百万円、180百万円の損失となりました。これらの原因としては、主要取引先の取引高の減少や、市場成長ペースの鈍化が挙げられます。
リスクについて
メディアドゥの主要なリスクとして次の点が挙げられます。
- 電子書籍市場の成長性:市場の成長が鈍化した場合、業績に影響を与える可能性があります。
- 自然災害や外的要因:通信インフラの障害や自然災害による事業停止リスク。
- 特定取引先への依存:大手出版社への仕入依存度が高く、取引条件の変更がリスク。
- システム・セキュリティリスク:外部からの不正アクセスによる情報漏洩リスク。
まとめ
株式会社メディアドゥは、電子書籍流通業で強い地位を築いており、成長性のある戦略投資事業も展開しています。しかし、2024年2月期の業績は一部減収減益となり、一部に損失を計上しました。市場の成長鈍化や主要取引先の取引条件変更が業績に影響していますが、今後も新規商流の獲得やシステム・セキュリティ対策を強化し、事業の安定・成長を目指しています。
全体的に、メディアドゥの成長ポテンシャルは依然として高く、電子書籍市場の成熟とともに安定した収益を期待できる企業です。
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