| 企業名 | 湖北工業株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kohokukogyo.co.jp/ |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算日 | 12月31日 |
| 資本金（百万円） | 350.0 |
| 所在地 | 長浜市高月町高月１６２３番地 |
企業概要
当社グループは、アルミ電解コンデンサ用リード端子および光ファイバ通信網用の光部品・デバイスを製造・販売する企業です。設立以来、技術革新を続け、リード端子市場においては世界シェア60%、光アイソレータ市場においては世界シェア50%以上を誇ります。
各事業の内容と状況
リード端子事業
リード端子事業は、自動車や通信機器、家電製品などに使用されるアルミ電解コンデンサ用リード端子を製造・販売しています。日系主要メーカーへの供給を行い、高い品質と安定供給の評価を得ています。
光部品・デバイス事業
光部品・デバイス事業は、光ファイバ通信機器および光モジュールに使用される部品を製造・販売しています。特に光アイソレータが中核製品であり、海底ケーブル向けの高信頼性製品として世界市場で半数以上を占めています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数 (名) |
|---|---|
| リード端子事業 | 549 |
| 光部品・デバイス事業 | 735 |
| 全社（共通） | 146 |
| 合計 | 1430 |
関連企業
当社は5つの連結子会社を全額出資しており、主に以下の国々で事業を展開しています:
- シンガポール (KOHOKU ELECTRONICS (S) PTE.LTD.)
- マレーシア (KOHOKU ELECTRONICS (M) SDN.BHD.)
- 中国 (東莞瑚北電子有限公司, 蘇州瑚北光電子有限公司)
- スリランカ (KOHOKU LANKA (PVT) LTD.)
業績
| 回次 | 第61期 | 第62期 | 第63期 | 第64期 | 第65期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年12月 | 2020年12月 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 |
| 売上高 | 9979 | 11176 | 14620 | 15673 | 13472 |
| 経常利益 | 1360 | 2357 | 4363 | 4443 | 3152 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 524 | 1562 | 2960 | 3066 | 1904 |
| 包括利益 | 486 | 1498 | 3521 | 3570 | 2258 |
| 純資産額 | 4297 | 5766 | 15149 | 18296 | 20059 |
| 総資産額 | 12624 | 13273 | 22540 | 24285 | 24973 |
| １株当たり純資産額 (円) | 594.38 | 797.61 | 1715.73 | 2033.69 | 2229.68 |
| １株当たり当期純利益 (円) | 72.57 | 216.10 | 406.72 | 346.14 | 211.64 |
| 自己資本比率 (％) | 34.04 | 43.45 | 67.21 | 75.34 | 80.32 |
| 自己資本利益率 (％) | 12.90 | 31.05 | 28.30 | 18.34 | 9.93 |
各指標の増減について
当期の業績において、売上高は前年期比で14.0%減となり、経常利益も29.1％減となりました。この大きな減少は、中国をはじめとする市場の低迷や部品の過剰在庫による影響が要因とされています。
リスクについて
主要なリスク
- 海外事業リスク: 経済動向、社会情勢、および政治状況の変化や自然災害による影響。
- 為替相場の変動: 高い海外売上比率により、為替変動のリスクが存在。
- 原材料価格の変動: 材料価格の変動による収益への影響。
- 価格競争: 競合他社との価格競争が激化した場合の影響。
- 自然災害: 地震や風水害等による生産能力の低下リスク。
- 研究開発: 技術開発競争の激化。
- 品質リスク: 製品の品質問題による損害リスク。
- 人材確保: 人材確保の困難さが企業価値に影響。
まとめ
当期の業績は低迷傾向にあるものの、長期的な市場成長を見据えた投資や技術開発を継続的に行っています。また、リード端子事業および光部品・デバイス事業において、高機能製品の開発や市場シェア拡大を目指す施策を進めています。市場の状況次第では業績改善の見通しもありますが、現在のところは厳しい状況が続いていると言えます。
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