2024-03-29有価証券報告書　　株式会社日本抵抗器製作所

企業概要

当社及び連結子会社は、電子部品（抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器）の製造販売を主に行っています。これらの製品は、自動車、医療機器、家電などの多様な用途に利用されています。

各事業の内容と状況

当社の主要な製品群とその主な用途は以下のとおりです:

• 抵抗器: 自動車、農電機器、家電など。
• ポテンショメーター: 自動車、建設機械、農電機器など。
• ハイブリッドIC: 自動車、空調、医療機器など。
• 電子機器: 自動車、空調機器、住設機器など。

現在、当社は技術開発力の強化を進め、製品の高品質化とコスト競争力の向上に努めています。

従業員について

区分	従業員数（人）	平均年齢（歳）	平均勤続年数（年）	平均年間給与（千円）
連結会社	322	44.9	17.0	4,701
提出会社	51	44.9	17.0	4,701

関連企業

当社の主要な関連企業は以下のとおりです:

• 日本抵抗器販売㈱
• ㈱日本抵抗器大分製作所
• マイクロジェニックス㈱
• 解亜園（上海）電子製造有限公司
• ㈱サンジェニックス
• ㈱ファイン電子
• ＪＲＭ（Ｔｈａｉｌａｎｄ）Ｃｏ.,Ｌｔｄ．

業績

項目	第72期	第73期	第74期	第75期	第76期	前期比
売上高（千円）	6,179,289	5,543,360	6,185,426	7,204,816	7,176,197	-0.4%
経常利益（千円）	159,333	49,028	104,762	287,184	139,094	-51.6%
親会社株主に帰属する当期純利益（千円）	83,438	38,076	49,865	133,206	84,223	-36.8%

各指標の増減について

売上高は前期比0.4%減少しました。半導体装置用電子機器、省エネ機器用電子機器の売上減少が主な要因です。経常利益と当期純利益もそれぞれ51.6%、36.8%減少しました。これらは主に資源・エネルギー価格の高騰や在庫調整の影響です。

リスクについて

当社は以下の主要なリスクに直面しています:

• 金利・為替相場の変動: 金利や為替の変動は財政状態や経営成績に影響を与える可能性があります。
• 競争環境・価格競争: 当社の製品は激しい競争に直面しており、価格競争が利益に悪影響を与える可能性があります。
• 製品の品質: 製品に欠陥が発生した場合、多額の費用や信用の低下を招く可能性があります。

まとめ

総じて、当社の業績は強固であり、今後も需要増加や新製品の開発により更なる成長が期待されます。しかし、原材料価格や競争環境に対するリスクを常に管理し、適切に対処することが重要です。