2024-03-29有価証券報告書  サイオス株式会社

企業名 サイオス株式会社
URL https://www.sios.com/ja/
業種 情報・通信業
決算日 12月31日
資本金(百万円) 1481.0
所在地 港区南麻布二丁目12番3号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、OSS(オープンソースソフトウェア)を中心に、ITシステムの開発、基盤構築、運用サポートなどを手掛ける企業です。

各事業の内容と状況

当社グループは主に「オープンシステム基盤事業」と「アプリケーション事業」の二つの事業を展開しています。

  • オープンシステム基盤事業: OSS関連商品の販売やシステムコンサルティングサービスを提供。特に「LifeKeeper」やRed Hat, Inc.関連商品が好評です。
  • アプリケーション事業: 各業界向けの受託開発やクラウドサービスを行っています。「Gluegentシリーズ」を中心に多様なクラウドサービスを提供しています。

従業員について

会社名 従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
サイオス株式会社 49(12) 43.1歳 6.0年 6,338

関連企業

名称 主要な事業の内容 議決権の所有割合
サイオステクノロジー株式会社 情報システムの開発/基盤構築/運用サポート 100%
SIOS Technology Corp. ソフトウェアの開発・販売・保守 100%
BayPOS, Inc. 情報システム開発・販売・保守 49%
株式会社セシオス クラウドサービスの開発・販売、情報システムの受託開発 34.2%

業績

主要な経営指標等の推移
項目 2019年12月期 2020年12月期 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期
売上高 (千円) 13,686,915 14,841,739 15,725,371 14,420,269 15,889,487
経常利益 (千円) 96,263 256,459 400,309 △499,376 △15,547
当期純利益 (千円) 32,360 310,145 367,750 △639,793 △18,880
包括利益 (千円) △70,031 279,448 424,513 △548,624 17,948

各指標の増減について

2023年12月期は売上高が前期比10.2%増加しましたが、経常損失や当期純損失は継続しています。これは、以下の要因によるものです:

  • 人件費および研究開発費の増加
  • 投資事業組合運用益、持分法による投資利益およびデリバティブ評価益の計上

リスクについて

この企業に特有のリスクとして以下の点が挙げられます:

  • 知的財産権の問題: ソフトウェア特許の侵害リスクなど。
  • 競合: IT産業の競争環境における困難。
  • 新規事業のリスク: 投資が先行し収益化が不透明な新規事業。
  • 為替相場の変動: 外貨建て売上や仕入れの影響。
  • 特定人物への依存: 経営戦略の決定におけるキーパーソンの影響。

まとめ

当社グループは、収益基盤の強化と新規事業への挑戦を積極的に行っております。2023年12月期においては、売上高は増加したものの損失を出しています。特に、研究開発費や人件費の増加が影響しています。

現時点では収益基盤が改善しつつあるものの、持続的な成長のためにはリスク管理と新規事業の収益化が課題となります。総合的には、現状はやや不調ながらも将来性はあり、適切なリスク管理と戦略の実行が求められます。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 ピー・シー・エー株式会社
No.2 株式会社ゼネテック
No.3 株式会社ラック
No.4 JBCCホールディングス株式会社
No.5 株式会社システムソフト
No.6 ベース株式会社
No.7 株式会社東邦システムサイエンス
No.8 株式会社大和コンピューター
No.9 株式会社IC
No.10 株式会社システム ディ

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。