2024-03-28有価証券報告書  I‐PEX株式会社

企業名 I‐PEX株式会社
URL https://corp.i-pex.com/ja
業種 電気機器
決算日 12月31日
資本金(百万円) 10968.0
所在地 京都市伏見区桃山町根来12番地4






有価証券報告書の解説


企業概要

I-PEX株式会社は、精密な金型技術とエレクトロニクス分野の製造技術に特化した企業です。主に電気・電子部品、自動車部品、設備事業の3つのセグメントで事業を展開しています。

各事業の内容と状況

I-PEXの事業は次の3つに分けられます:

  • 電気・電子部品事業:コネクタやエレクトロニクス機構部品を製造・販売。ノートパソコン、スマートフォン、デジタル家電向けに供給。
  • 自動車部品事業:車載用センサ、コネクタ、自動車電装部品を製造・販売。特にヘッドライトやインバータ向け等の高性能な部品に注力。
  • 設備事業:半導体樹脂封止装置や半導体封止用金型の製造・販売。半導体市場に対応した装置の需要増加が見込まれる。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 臨時雇用者数(人) 平均年齢(才) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
電気・電子部品事業 3,029 (559) 39.3 14.6 4,583
自動車部品事業 1,626 (39) 39.3 14.6 4,583
設備事業 100 (-) 39.3 14.6 4,583
全社(共通) 252 (-) 39.3 14.6 4,583

関連企業


名称 住所 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
I‐PEX島根株式会社 島根県松江市 電気・電子部品事業 100 当社製品の製造・販売
DJプレシジョン株式会社 福岡県小郡市 電気・電子部品事業 70 製品の開発・販売

業績

回次 決算年月 売上高(百万円) 経常利益又は損失(△)(百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益又は損失(△)(百万円) 包括利益(百万円) 純資産額(百万円) 総資産額(百万円)
第57期 2019年12月 54,019 1,382 925 1,394 49,795 80,421
第58期 2020年12月 54,531 2,672 1,151 188 49,515 81,908
第59期 2021年12月 66,871 7,704 5,921 8,336 56,775 91,690
第60期 2022年12月 59,643 2,120 168 2,601 58,346 92,237
第61期 2023年12月 59,014 △555 △1,269 782 58,387 91,603

各指標の増減について

  • 売上高:前年から微減。電気・電子部品事業の市況低迷が影響。
  • 経常利益:前年の2,120百万円から今期は△555百万円。主に為替の影響と需要減少が要因。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:△1,269百万円。評価損と減損損失が主な要因。

リスクについて

主なリスクには以下があります:

  • 品質に関するリスク: 不具合やリコールが発生した場合、企業の信頼が失われ経済的損失が出る可能性。
  • 災害・事故のリスク: 生産拠点が自然災害に見舞われることによる生産影響のリスク。
  • カントリーリスク: 海外拠点が政治的・経済的な不安定に直面するリスク。
  • 技術に関するリスク: 技術革新に遅れることによる競争力低下のリスク。
  • 知的財産権に関するリスク: 特許侵害や技術流出のリスク。

まとめ

I-PEX株式会社は、多様な部品と設備の製造に強みを持つ企業であり、特に自動車部品事業の市場拡大が将来的な成長要因となると期待されます。一方で、経常損失や親会社株主に帰属する当期純利益の赤字が続いており、特定のリスクと向き合う必要があります。アナリストとしての評価としては、現在の業績は厳しい状況にあるものの、中長期的には市場回復と新技術の開発により改善の兆しが見込まれると考えます。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 トリニティ工業株式会社
No.2 株式会社 放電精密加工研究所
No.3 株式会社ムロコーポレーション
No.4 ミライアル株式会社
No.5 株式会社ニックス
No.6 TPR株式会社
No.7 Mipox株式会社
No.8 株式会社C&Gシステムズ
No.9 新電元工業株式会社
No.10 株式会社ヨロズ

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。