| 企業名 | 木徳神糧株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kitoku-shinryo.co.jp/ja/index.html |
| 業種 | 卸売業 |
| 決算日 | 12月31日 |
| 資本金（百万円） | 529.0 |
| 所在地 | 中央区銀座七丁目２番２２号 |
企業概要
木徳神糧株式会社は、精米の製造販売を主軸とし、米穀、飼料、鶏卵および食品事業を展開する企業です。関連会社11社を持ち、国内外で広範な事業活動を行っています。当社グループの柱である米穀事業では、家庭用および業務用の精米販売に加えて、玄米販売も手掛けています。
各事業の内容と状況
米穀事業
精米販売と玄米販売に大別され、家庭用精米から業務用無洗米まで多岐にわたります。自社ブランドには「純づくり」や「とがずに炊ける無洗米」などがあり、輸入米の販売も行っています。2023年は大量仕入れとコスト削減が進み、売上は前年同期比8.1％増加しました。
飼料事業
配合飼料原料および単体飼料の販売を行い、需要に応じた拡販を進めています。2023年は鳥インフルエンザや猛暑の影響があったものの、国内原料の販売に注力しました。
鶏卵事業
家庭用および業務用鶏卵の販売、加工品も取り扱っています。鶏卵相場の高騰を背景に売上高は大幅に増加しました。
食品事業
米粉や加工食品の製造・販売を行い、2023年はコンビニスイーツ向け商品の販売が好調でしたが、米菓向け商品の売上が減少しました。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時雇用者数(人) |
|---|---|---|
| 米穀事業 | 317 | (58) |
| 飼料事業 | 11 | (―) |
| 鶏卵事業 | 14 | (3) |
| 食品事業 | 13 | (9) |
| 全社(共通) | 28 | (7) |
| 合計 | 383 | (77) |
平均年齢: 41.67歳、平均勤続年数: 15.47年、平均年間給与: 6,377千円
関連企業
主な関連企業は、キトクフーズ株式会社、アンジメックス・キトク有限会社、木徳（大連）貿易有限公司などがあります。これらの企業は主に米穀事業や鶏卵事業に関与しています。
業績
| 指標 | 2022年 | 2023年 | 前期比 (%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 104,704,311 | 114,835,144 | 9.7 |
| 経常利益 (千円) | 1,371,623 | 2,153,926 | 57.0 |
| 純利益 (千円) | 1,038,602 | 1,478,735 | 42.4 |
各指標の増減について
2023年度の売上高が前年度比9.7％増となったのは、業務用米の需要回復と新規得意先への販売強化が要因です。経常利益と純利益も、それぞれ57.0％、42.4％増加しました。これは、諸費用削減と需要に応じた効果的な仕入れが成し遂げられた結果です。
リスクについて
木徳神糧株式会社は農業政策の変動、天候の影響、および特定の大手得意先への依存度が高いため、これらの要素が業績に大きな影響をもたらす可能性があります。これに加え、システム障害や自然災害、食品の安全性に関するリスクも存在します。
まとめ
2023年度は、米穀事業を中心とした施策が実を結び、売上高および利益が大幅に増加しました。鶏卵事業や食品事業も高い需要を背景に成長を見せており、今後も安定的な成長が期待できます。しかしながら、特定のリスク要因に対する対応力を強化し、柔軟な経営体制の構築が求められます。
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