企業名 | 帝国繊維株式会社 |
---|---|
URL | https://www.teisen.co.jp/ |
業種 | 繊維製品 |
決算日 | 12月31日 |
資本金(百万円) | 1620.0 |
所在地 | 中央区日本橋二丁目5番1号 |
有価証券報告書の解説
企業概要
当社グループは、帝国繊維㈱およびその子会社4社と関連会社2社で構成されています。主に防災事業、繊維事業、不動産賃貸事業を展開しており、輸入製品の卸売と直接販売を行っています。
各事業の内容と状況
防災事業では、消防ホース、防災機器、救急救助器具、探索機器などの製造・販売を行っています。繊維事業では、麻および混紡製品の製造・販売を行っています。不動産賃貸事業では、不動産の賃貸を行っています。
防災事業がメインで、官需および民需防災ビジネスに力を入れており、特に「テイセン未来創造計画」に基づいて市場開拓や機能強化を進めています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | (臨時従業員数) |
---|---|---|
防災 | 275 | (55) |
繊維 | 26 | (10) |
不動産賃貸 | - | (1) |
その他 | 2 | (1) |
全社(共通) | 28 | (19) |
合計 | 331 | (86) |
関連企業
連結子会社は以下の通りです:
名称 | 主要な事業の内容 |
---|---|
帝商株式会社 | 防災資機材・消防車両などの販売 |
キンパイ商事株式会社 | 防災資機材・消防車両・繊維製品の販売 |
テイセン産業株式会社 | 繊維製品の縫製・販売 |
株式会社テイセンテクノ | 防災車輌の製造 |
業績
指標 | 第94期 | 第95期 | 第96期 | 第97期 | 第98期 |
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売上高(千円) | 35,393,776 | 32,332,494 | 32,993,215 | 29,904,658 | 28,032,714 |
経常利益(千円) | 6,196,064 | 4,865,375 | 5,693,794 | 5,296,724 | 3,569,755 |
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) | 4,257,086 | 3,379,372 | 3,978,734 | 3,659,036 | 2,445,306 |
包括利益(千円) | 8,490,707 | 1,048,752 | 3,602,382 | 2,647,256 | 8,364,140 |
純資産額(千円) | 55,157,396 | 55,180,860 | 57,645,022 | 58,024,393 | 64,976,535 |
総資産額(千円) | 72,479,372 | 68,479,321 | 74,280,657 | 72,132,858 | 79,204,384 |
1株当たり純資産額(円) | 2,070.68 | 2,062.07 | 2,151.26 | 2,207.88 | 2,479.19 |
各指標の増減について
売上高の減少は、特に原子力発電関連の大型防災資機材や空港用化学消防車の売上が減少したことが大きな要因です。
経常利益の減少は、売上の減少とともに、コスト構造の見直しに遅れがあったことが挙げられます。
親会社株主に帰属する当期純利益の減少も同様に売上減少とコスト増大が影響しています。
リスクについて
この企業特有のリスクとしては、以下の点が挙げられます:
- 市場リスク:消防等の予算・補助金が削減される可能性。
- 生産設備リスク:災害等により生産設備が被災するリスク。
- 品質リスク:製品の欠陥により信用失墜の可能性。
- コンプライアンスリスク:法令違反により罰則や訴訟を受けるリスク。
まとめ
当社は防災事業を中心に展開しており、国土強靭化政策や防災関連政策に強く依存しています。繊維事業も政府向けに強みを発揮しており、高機能繊維の新市場開拓にも期待が持てます。ただし、売上高・利益ともに減少傾向が続いており、見通しはやや不透明です。投資家としては、防災ビジネスの拡大や新市場開拓への取り組みを注視しつつ、リスク管理の徹底を評価対象とするべきです。
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